”名前をよぶ”

Photo.OHAGI　Cordi.Aoyama

『お子様を見て名前を呼んであげてください』

私が家族写真を撮る際に必ず伝える言葉だ。

なぜこの言葉を伝えるのかを、ここで書いておきたいと思う。

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人が名前を付ける理由（おはぎさん的）

父や母、友人、恋人に今まで何度名前を呼ばれたでしょうか

数える気にならないほど、途方もない回数になるだろう。

ひとりひとりに名前があって、意味がある。

名前がついていなければただの【人】だ。

名前を与えることにより【人】という識別から、みんなが認識できる存在へ変化する。

わが子に名前を付けるのは、識別するためじゃない。

それは【君】という存在を認めるということなのです。

名前は親から送る初めてのプレゼントだなんて言葉があるが本当にその通りだ。

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写真分析

□120ｍｍ □F3.5 □1/125ss □ISO1600 

子どもたちがパパやママから名前を呼ばれたとき、私たちから見ると明らかに表情が変わる。

声は写らない撮影中だが、そんな何気ない瞬間が私は好きなのです。

あたたかいイメージを表現するため、カメラの設定を暖色に変更する。

望遠レンズを使用し、私たちの影響が及ばない位置から名前を呼んでもらう。

優しく呼びかけられて、ふと笑顔が出た瞬間、シャッターを押した。

【一部抜粋】

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わが子に名前を付けるとき、妻と相談を通り越し、議論にまで発展した（笑）

 

後にも先にもあれほど、妻と真剣に議論したことはないことを思い出した。

最近、わが子を呼ぶとき最後に『！』が付くことが多いので、これを書きながら反省している。

わが子やから、叱るときも、怒るときもあるのは仕方のないことやけど

家に帰ったら、はじめて名前を呼んだときのよう声をかけてみようと思う。