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水戸店
JOY
投稿日:2018/9/20
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「JOY」
「こんにちは!はじめましてよろしくね!今日はいっぱい遊ぼうね!」
この時の彼のドキドキと緊張した表情は今でも覚えています。
ライフスタジオのシステムは3シーン+ご家族写真というシステムになっております。お子様メインで3着着替えていただきお好きなシーンでご家族写真を撮らせて頂いております。
この3シーンで私達は今日の主人公達と心の距離を近づけなければいけません。
今回の写真に写っている主人公は最初は和装スタート。お子様にもよりますが着物という事もあり緊張ちゃんな子は余計ドキドキしてしまう事もあります。写真の男の子も初めはそうでした。
撮影が進んで行くに連れ段々と緊張もなくなりはじめ主人公が普段、楽しんでいる表情が見えはじめた時に私はとあるイメージが浮かびました。
そのイメージが形になる様に場所を作りました。
ライトをバックに格子と格子の間に来るように椅子を置き椅子に腰を掛けて貰い本を持ってもらいあえてポージングはせずにカメラを持ちました。
コーディネーターはギャグマシーンのトシくん。
状況は完璧。
なぜかイメージ通りになる自信しかありませんでした。
私「では!トシくん一発ギャグどうぞ~!」
トシくん「では~!行きます!トシくんの親父ギャグシリーズ第一弾!布団が吹っ飛んだァ~!」
男の子(大爆笑)
イメージでは男の子が本で顔を隠して笑う姿までしか考えていませんでしたが男の子が笑った時の感情が足にまで見えイメージを遥かに超える1枚を撮ることが出来ました。ありがとう。
なぜ私がここに椅子を置き本を持って貰いトシくんに無茶振りのギャグを言ってもらったのか。
それは今日の主人公の男の子が恥ずかしがりながらも私達と少しずつ仲良く遊んでくれる様になりました。
(本当はもっと笑いたい!)
(本当はもっと遊びたい!)
(だけどまだちょっとはずかしい!)
そんな彼の内面が外側まで滲み出ていて堪らなく可愛かったのです。
必ず彼は本で顔を隠し笑ってくれると思っていましたのであえてポージングは行いませんでした。でないときっと使命感に駆られ楽しい感情が爆発しないと思ったからです。
横の格子は何の為に?というのは「弾けてしまいたいけどまだ!我慢してるんだ!」という彼の感情を表しました。
格子の「線」は「楽しい」感情を表し
格子の「縦の線」は「まだ感情を抑える壁」を表しました。
皆さんは「今日は写真を撮りにいくよ!」と言ってもらった日の事を覚えていますでしょうか?
ちなみに私は幼い頃の記憶に新しい写真館ではシャイになっちゃうお年頃で「なんでスーツ着せられるの~?キツい~。髪に変なベタベタ付けられた~。別に写真撮りたくないのに~。なんかお兄さんとお姉さんぬいぐるみで変な事やってるおっかし~い!」
と思っていた事を今でも覚えています。
スタジオの物着て、髪の毛ベタベタにされて最悪な気持ちだった所をアシスタントのお兄さんお姉さんがぬいぐるみコントをしてくれてそれが可笑しくて笑った。楽しかった?って言われたら当時の僕は「まあまあかな」というかと思います。
だから私は主人公に会った時は「楽しかった!」と行ってもらえる様にまず「遊ぼうね!」とコーディネーターの時でもカメラの時でも言う様に心掛けています。
そして本当に心の底から主人公達と友達になりたいのです。また遊びに来てね。待ってます!
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