ライフスタジオ京都桂店写真

 

PHOTO BY KUDO

 

人にはいろんな形の理想がある。写真においてもそうだ。自分が理想とする写真というのは人によってさまざまである。いちカメラマンとして追い求めたい写真もあるだろうし、いちスタジオ経営者として表現したい写真というものもある。

そうした理想にたどり着きたいとずっと試行錯誤を繰り返す。

一般的にはそれが普通である。と、思ってはいるが、実際にはそうなっていないことも多い。理想を追い求めるという事は簡単なことではない。まず仕事の中で理想を追い求めるという行為自体がしないことも多いし、そもそも理想とはなんなのかさえわからない場合もある。

経営者となり、新しくスタジオを作るうえで自分が理想とする写真というのは変化してきた。いや、実は変わっていないのかもしれない。ただ思うのは「美しくあれ」ということ。

この写真には、理想を追う過程がすべて詰まっている。

工藤さんは一人でこのスタジオのすべての写真を生み出し、自らを管理し、理想をおいもとめなければいけない。写真も接客も、京都桂店のすべてのイメージを一手に担う。新規店舗においてこの役割はとても重く、スタジオの浮き沈みは彼女次第といっても過言ではない。

その中でモデル撮影を繰り返し、この写真にたどり着いた。

 

理想的である。