ライフスタジオ静岡店の写真。

 

オープンして間もない静岡店で私たちになにができるだろうか？何をしなければいけないだろうか？何を残すことが使命だろうか？そう考えながら東名高速道路を２時間ほど走った。たどり着いたスタジオはこれまで見てきたどのスタジオとも違った。ただインテリアが違うというわけではない。それはどこのスタジオだってインテリアは違う。見た目というよりは思いのようなものがスタジオから発しているような感覚かもしれない。

なんとなく感じたのは、インテリアが「私をこうやって撮ってください」と訴えかけているようなにおいのようなものだ。

知らない場所で撮影するとき、必ず小一時間はインテリアをうろうろする。どんな人間でもその場所を知らないままいい写真を撮ることは不可能だ。次に、どのような写真を撮るかを頭の中で整理する。これがないと絶対にいい写真は撮れない。次に光を見直す。うろうろしてる時の光と、実際に撮影が始まった時の光はまったくといっていいほど違うからだ。光を見直し、被写体に合わせて撮る場所を再構築する。この写真の場所は、静岡店のハイライトだ。スタジオに入った瞬間に目の前に広がり、顧客の感動値を上げる。

だからこそ良い写真を残さなければいけない。決定的な写真を。

 

我々の使命は特別な写真を撮ることではなく、基準を作ることだ。