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越谷店
時を超えて
投稿日:2019/11/28
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変わるものと変わらないもの。
どちらが良いのかって考えると、なかなか難しいです。
例えば
成長などの変化させたいものと、
思い出など、変えずにとっておきたいもの。
結局のところ、どちらも大切で。
どちらかと言うと、写真というのは変わらない思い出を残す為にある部分が大きいです。
その時のその場の雰囲気や被写体の見た目。
自分の写真だとしたら、
「この時こんな顔してた」とか「この時こんな服着てた」とか。
変化していくものも、そのままの状態で残しておくことができます。
綺麗な写真というのは色んな価値観があって、基準を決めるのは非常に難しいもの。
単に画質が綺麗とか、写っている人の顔が可愛いとか。
写真を撮る側になると、色味とか構図、表現したいものなど。
本当に奥が深くて、それが写真の魅力とも思っています。
ライフスタジオではお子様の写真を撮影することがほとんどですが、
カップル撮影やマタニティ撮影も行なっており、プロフィール撮影や時には遺影の撮影もすることがあります。
この写真に写っているのは、もう10代のお子様が3人いらっしゃるご夫婦。
撮影のメインはお子様でしたが、ご夫婦お2人の撮影もしました。
パパさんは毎年の記念日を大切にしており、
この日もママさんのお誕生日にサプライズでプレゼントされたという指輪とネックレスをママさんが嬉しそうに持ってきていました。
自分はまだ結婚していませんが、もちろん理想というのはあって、「いつまでも手を繋げる仲の良い夫婦」とか「毎年お祝いし合える夫婦」とか。
まあ、これが難しいことなのは自分の身の回りの人達や世間を見ればよく分かります。笑
どれだけ難しいかは当事者になって初めて分かることだとは思いますが、
このご夫婦は自分の理想そのままのご夫婦でした。
パパさんは多くを語らず、奥様の肩をギュッとする時も恥ずかしそうな素振りはなく、とても男気の溢れた方。
ママさんは少し恥ずかしがりながらも、とても幸せそうな笑顔を見せてくださる方。
お子様達もその光景に慣れているようで、その光景は全く見ずにゲームに夢中。笑
ありのままで、堅苦しくもない。
素敵な家族だな、と思いました。
この写真を見ると、お二人の変わらない想いがよく伝わります。
もしこの写真に写っているのが自分で、きっと何年も何十年も経ったら、
この時の雰囲気も、服装も、プレゼントも、そしてこの手さえも愛おしく思えるのではないかと思います。
若さは段々と失われるもので、老いは止められないですが、
だからこそ、変わらず残すものとして写真を撮ることは大切にしたいと思います。
改めてそう思えるこの写真に立ち会えたことが嬉しいです。
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