ライフスタジオの魅力の1つにスタッフの手作りであるインテリアがあります。
写真が85カットある中、そんなインテリアが生かされた引き写真を入れるカメラマンがほとんどだと思います。

今回の写真のインテリアは私が入社した時から変わっておらず、過去の越谷店のフォトジェニックを見てもここで撮られた写真は沢山あります。

カメラマンになってから「最初の引き写真を特にこだわって」というアドバイスを何度も言われてきましたが、なかなか綺麗な引き写真というのは難しい。ただ引いたらいいというものでもなく、どこからどこまでを入れて、被写体はどこに、全体の統一感を意識して……などと構成要素が多いことにより、頭がいっぱいいっぱいです。

なので、予めのイメージが重要だと感じます。
今回の写真の、「この角度から窓越しに撮る」というのは他の方が撮った写真の真似をしました。

当たり前ですが真似をしたからといって、同じ写真にはなりません。なぜなら被写体が違い、撮っているのも私だからです。

被写体であるこの女の子は3歳で、仕草や表情が柔らかくてとても可愛らしいです。
そんな彼女がちょっと攻めたサングラスをかけたのを見て、「ちょっとおしゃれな街角」をイメージして撮りました。
奥行き感を出すために柱の前に椅子を置き、さらに窓越しに撮ることによって、反射したインテリアが写りこみます。

その反射のボケ感と重なる線が被写体である彼女を目立たせてくれます。

引き写真ですが、素直で可愛らしい彼女の表情(特に口元がかわいい！)や存在が伝わる好きな写真です。

引き写真だからといってインテリアが目立つのではなく、あくまで被写体である人が引き立つ写真を目指していきたいです。

Coordinator by Akane

Photo by Naomi