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あの頃のように

投稿日:2023/2/28     更新日:2023/3/2

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まだ眠くなくて、ちょっとハイテンションになってしまう夜を過ごした経験はありますか?
私はどちらかというと夜型人間で、ついつい夜更しをしてしまうのですが、子どもの時の夜更しはなんだか楽しかったのを覚えています。
いつもは寝ている時間なのにまだ起きているという背徳感がより一層、ワクワクしちゃう作用として働いてしまうのでしょうか。
布団の上でみんなでゴロゴロしているだけで、楽しい!そしていつの間にか寝てて朝!という記憶。

私には姉が二人と弟がいます。昔は姉弟でよく遊んでいました。年齢が近いというのもあって次女と遊ぶことが昔から多かったように思います。
しかし、年齢を重ねていくにつれて、姉は私よりも同級生の友だちと遊ぶことが増え、人形遊びやおままごとの相手も弟になりました。

そして私も年齢を重ねていくと、姉弟で遊ぶということは当たり前のようになくなっていきます。
中学校と高校で、通う学校が変わると部活やら遊びやらで、一緒にいる時間も夜だけという日がほとんどです。

そんな時期でも今と違う夜更しの思い出があります。姉との他愛のないおしゃべりです。
もう寝ますよ〜というタイミングで姉が話しかけてきます。それがきっかけで話に花が咲きます。

色んな話をしました。部活のこと、友達のこと、恋愛のこと…
夜中+布団の中というのは不思議で、普段話さないようなこともなんだか言ってしまいますし、笑いのツボも浅め。

ちょっとあの頃に戻ったようです。ただ話しているだけなのに、ちょっと楽しくて、眠いけど、寝たらもったいないそんな時間。

自分の話が長くなってしまいましたが、この写真を見ていると思い出さずにはいられない思い出でした。
写真の二人は、しっかりものの優しいお姉ちゃんと、お調子者のムードメーカーな妹ちゃん。
この写真は「ベッドを使って撮りたい!」という妹ちゃんの要望に応えました。

一階の部屋は既に日が落ちてきて暗かったので、ベッドを光が十分にある化粧台の方に動かしました。

ベッドと言えば「リラックス」。
二人には仰向けに寝転んでくつろいでもらいました。
上から狙った時に、ふと妹ちゃんがお姉ちゃんにちょっかいをかけてクスクスしています。
するとお姉ちゃんも先程より楽しくなってきたのかちょっとおちょけてみたりして…
二人のテンションが上がっているのが目に見えてわかりました。
あの頃の自分たちと重なりました。

化粧台はオレンジライトだけ点けて、できるだけ暗い環境をつくり、そこに画面右下からベッドの質感や二人の存在感が影として現れるように強めの光を当てました。

ガラスを1枚隔てて上から二人を撮ることによって、二人だけの世界を演出します。

いつか、二人も大人になって会う機会が少なくなったとしても、「こんな時間を過ごしたな」「あんな話をしたな」って思い出すことでしょう。

「この時なんで私こんなに笑ってたっけ?」と笑いながら話してる姿が想像できますね。

Coordinator by Mizuki
photo by Naomi

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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