photo by Manami Saito

codi by Takanori makita

 

女性が可愛く、美しく見える条件とはなんだと思いますか？

子どもは正直、そんな条件なんて関係なく、そこに存在しているだけで可愛いと思いますが、
カメラマンもコーディネーターも常にその子が「より」可愛く美しく見える顔の角度や表情、そして仕草を探しています。

被写体の彼女は6歳。
よく笑い、その笑顔はとてもあどけなく、可愛いらしい女の子でした。
しかし発言はなんだか大人でとてもお話上手な一面もあります。

そんな彼女のこちらの写真、私は可愛いというよりは美しいという印象を持ちました。

その１つ目の理由は顔の角度。
光が当たる斜め上の方向を見てもらうことでフェイスライン、鼻筋が綺麗に見えています。

2つ目が光の色。
この撮影は11月の最後の枠でした。
見て分かる通り、西日が差していたのです。
オレンジの光は全体的に暖かい印象を持たせ、女性らしい柔らかさも演出します。

そして最後に表情。
先程も言いましたが、彼女は笑顔が１番のチャームポイントと言っていいほど印象的で可愛いです。
しかし、中身は幼い面もありつつ、撮影になるとモデルスイッチが入る、ちょっぴり大人な彼女。

そんな彼女の内面の女性らしさが何か考え事をしているような、笑顔ではないこの表情に現れています。

そんな被写体の美しさを引き出す条件作りをしていけるように日々被写体の観察と撮影の状況把握が大事なのだと感じました。