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越谷店
大泉エッセイ〜僕が綴った16年〜
投稿日:2013/8/3
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大泉エッセイ〜僕が綴った16年〜
大泉洋
突然だが私は大泉洋が好きである。
何で好きになったのかは大体この名前を出せばわかるであろうが「水曜どうでしょう」を見た事がきっかけだ。
高校生の頃、神奈川のローカルテレビ局、tvkで再放送されていた水曜どうでしょうを見たのがはじめての出会いだった。
はじめて見た時はシュールすぎて何が面白いんだろう・・・なんて思って見ていたのだけど、何度も見ているうちにそのシュールさが面白くてどんどんハマっていた。
何で大泉洋が好きなんだろう。
顔も別に格好いいわけではないし、正直性格はちょっと悪いんじゃないかと思う時もある。
頭もほんのすこーしだけ悪そうだし、演技もずば抜けて上手な訳じゃない。
でも、大泉洋ってどうにもこうにも憎めないのだ。
くだらない事を言っている姿も冗談を言ってスベっている所も、いつでも普通なんだけど一生懸命に見える。
北海道のローカルテレビでひっそりと活躍していたローカルタレントがここまでになれた事、すごい事だなと思う。
でも大泉洋を見てるとすごく普通なんだ。
もちろん私は普段の大泉洋を知らない。
だからものすごく天狗で、芸能人だという事を鼻にかけているかもしれない。
でも私にはやっぱり大泉洋は普通に見える。
今回エッセイを読んでみて私のこの感覚はまた確かな感覚になった。
私の中で大泉洋はすごく特別な芸能人ではなくて、近くにいる面白いお兄さんみたいな感覚なのかもしれない。
だからエッセイに書かれている事がすごく身近に感じて泣けてしまうものもあった。
芸能人って手の届かない遠くな人の方が多いけど、でも、自分が思っているよりも実は普通のただの人間なのかもと大泉洋のエッセイを読んで思った。
今回のエッセイは16年間のエッセイをまとめた本だったから途中、途中、なんだこの文章・・・と感じる所も沢山あったけど、でも純粋に彼の「普通」な部分が見れて私は楽しかった。
でも、大泉洋のすごい所は「普通」だけど必ず「やり遂げる」事だ。
東京の大学で2浪した上に、結局は北海道の大学に入り、ろくに勉強もせずに劇団ににめりこみ、卒業後もあまりお金にならないタレントをして生活をする・・・という決して自慢出来るような人生ではないかもしれない。
けど、どんなに罪悪感にかられても。周りからどう思われようと自分のやりたいこと、信じる道を貫き通したからこそ彼はこれだけの栄光を手に入れたのであろう。
彼の人生全てが正解だった訳ではない。
でも、彼の信じた道は今こうして形になり、何十年も前の北海道のローカル番組が今もまだ再放送され、大泉洋の面白さは色あせず伝えられているのである。
そんな彼の生き方を私は素敵だなと思う。
私の次の旅行の目標はハワイと北海道である。
南の国と北の国・・・両極端だけど、どちらの場所も私の思いはいっぱいだ。
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