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月一読書:ノマドライフ

投稿日:2013/1/30

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「ノマドライフ」
〜好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと〜
著:本田直之


本を選ぶ基準とは何だろう?
人から勧められて読む本も意味はあるし、自分の世界観とは違う部分に触れる事もいいことだと思う。
でも、やっぱり本というのは自分が読んでみたいなと思う本を読むのが一番自分の中にも入ってくるし、楽しいと思う。
普段から積極的に活字に接していないので、最初は興味のある本を読んでみようと本屋さんをぶらりとしてみた。
いきなり哲学書と言ってもやっぱり私にはまだハードルが高いので、書店でよく展開され
ているビジネス書ランキングのコーナーに行ってみた。
沢山のビジネス書が並ぶ中私のふと私の目に止まったのが「ノマドライフ」というビジネス書だった。


表紙に書かれた題名と一緒に
「〜好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと〜」
このフレーズも気になった。


そもそも私はノマドライフなる言葉を聞いた事がなかった。
ノマドとはもともとは遊牧民をさす言葉で、今では新しい生き方を称する時に使われているそうだ。
オフィスのない会社、働く場所を自由に選択する会社員のようなワークスタイルを実践している人たちのこととも言っている。


日本人の多くは定時の時間に出社し、定時の時間で帰宅する。
会社に出社し、自分のデスクがあり、そこで1日の仕事をしたり、営業をする人がいたり、
ある会社に所属して働く、こういった働き方をする人が大多数だろう。
本の中にも書いてあったが、日本は定住民族のため一つの場所にとどまることなどを良しとしてきた民族である。
自由な時間で自由な場所で自由に様々な種類の仕事をするなどあまり考えた事がなかっただろう。

 

この本を開いた時見開きページにはこんな言葉が書かれていた。


「今日が人生最後の日だとして、今日これからやることは、本当にやりたいことか?何日ものあいだNOという答えが続いた時は、何かを変えなければならない。」
ースティーブ・ジョブズー


今日が人生最後の日だとしてやりたい事はなんだろう?
そんな事本気で考えた事たぶん無かった。

私が働く意味、理由、いろいろ沢山あるけど、人生の中で大きな割合を占める「労働」がもたらしてくれる事はお金だけなのだろうか?

意味もなくお金の為だけに働く事を私は悪いとは思わない。
それが自分の為であり、必要なのであればむしろ凄いなと思う。

でも、出来ることならば私はこれだ!と思える様な仕事に就きたいと思っている。
現実は甘くないし、私はまだ夢みているだけなのかもしれないが、まだ夢をすっぱり捨て切れてしまう程ではない。


著者はこの本の中で自分のノマドライフについてこう言っています。
「仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られるノマドビジネスを構築し、2カ所以上を移動しながら、快適な場所で生活と仕事をすることで
クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになるライフスタイル」

右肩上がりの経済成長がもはや過去のものとなり、今までのライフスタイルや働き方を実践していても幸せになれない時代。
これまでの働き方、暮らし方をしていたら破綻してしまう時代の中で、「ノマドライフ」の様な働き方が出来る時代だという事に私は驚きました。

この間テレビを見ていてあるニュースが目に入りました。
「今の若者は日本が劇的に変わった時代を知らない。生まれた時から日本は貧乏で日本が良くなってゆく姿を見た事がないから、日本をどのように変えてゆけばいいのかわからないでいる。」

確かにそうだと思った。
今どんなに「昔の栄光を日本に取り戻そう」と言っていたって、消費税は上がり国民の負担は増え、就職率も上がらず、大手の企業が経営難でリストラをする・・・

そんな中、未来を持つために何が出来るのか、私はやっぱり自分の好きで納得する仕事をする事ではないかと思う。

この本の中にはノマドライフに移行する為の様々な課程が記されている。
ノマドライフに移行するに辺りかなり重要な事は、ノマドライフがしたいから仕事を辞めます。
これはよくない事。
今の仕事をしながらこれからノマドライフに必要になる仕事の種まきをすること。
もちろん中々仕事によっては本業の仕事の傍ら別の仕事をするのは難しいかもしれないが、インターネットなどを使った仕事などでもいいので、
色々な未来に実えの準備をする事が大切だそうだ。
家計簿をつけて「投資」の意識してみたり、定時に仕事を終わらせるようにしてみたり・・・

正直、私にはノマドライフは向かないなと思った(笑)
私は典型的な日本人なので、安定志向だし、ある決まった所にいたい。
おばあちゃんになったらハワイに住みたいななんて考えたりするけど、海外で飛び回り仕事がしたいとはあまり思わない・・・
でも、この本の中で書かれてある「思考を柔軟に持ち、自由に考え、行動してみよう」
これは私にとってすごく重要な事だ。

私は今ここにいたるまで様々な挫折を味わった。
他人から見れば大した事ではないかもしれないが、私にとってはとても大きなばかりだった。
両方今となってはもっとこうすれば良かったや、あの時もう少し頑張っていたら・・・なんてもしもの事がずーーっと頭をめぐっているけど、
多分この後悔とか挫折とかの苦しさがあって今私はここにいるのだと思う。
ノマドライフみたいに仕事とプライベートの垣根がないなんて素敵だと思う。

プライベートに仕事は入ってこなくても、仕事したいと思える仕事につくことは大切な事だ。

この本の最後にこう書かれています。

「いつも自由で、とらわれず、何にも依存せず、馴れ合わない心のあり方。仕事と遊びの区別をつけず、クリエイティビティや効率性、思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになる人生。
働き方にも生き方にもフレキシビリティを持たなければ、企業も個人もこれからの時代を生き抜いてはいけません。
ノマドライフは、新しい生き方のひとつの提案、そして新しい心のありようのひとつの提案です」

皆が自由に解放されて働く事は難しでしょう。
でも「どうせ自分にはこれしか出来ない」と思うよりは「もしかしたら自分にはこれが出来るかもしれない」と希望を持つ働き方が出来れば何か今とは少し変わるかもしれない。

「ノマドライフ」をという新しいひとつの生き方が今日本の中で浸透しつつある事でこれから日本が違った方向に変わっていってくれたならと思った。


とりあえず大きな夢があるとすればおばあちゃんになったらハワイに住みたい。
これを最終目標に置こうかな(笑)

 

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