私はこの茶色くてちっこくて丸いチェブラーシカが大好き。

初めて出会ったのは、私が某レンタルビデオ店で勤務していた時のこと。

アニメコーナーで返却された商品を棚に戻している時にふと「今月のオススメアニメ！」というコーナーで目に入ったのがチェブのDVDだった。

最初は「この毛むくじゃらの汚い感じの人形なんだ？」と思った。
でも、何だか無性に気になってしまいとりあえず一回レンタルしてみる
ことにした。

チェブラーシカは元々ロシア発のアニメーションで作品自体は50年程前に作られた作品だった。

この作品は、旧ソ連の体制を批判するために描かれたとされ、
詳細が分からないまま行列に並ぶといった当時の物資不足を皮肉るシーンや役人の悪態など社会主義の矛盾や皮肉を絵本や人形アニメを通して描いている。
また同時に共同・連帯意識の重要性を作品内でも説いている。
なお、絵本作品にしたのは、役人などから厳しい検閲を受けた際、「架空の作品である」と言い逃れるためであった

意外に奥深い。

チェブラーシカの名前はロシア語で、日本語だと「ばったり倒れ屋さん」という（笑）

ばったり倒れ屋さんって！
このネーミングセンスが既に可愛い。

チェブラーシカは南国産のオレンジの入った箱と一緒に詰められてやって来た。
これはとても重要で、チェブラーシカは決して猿でも熊でも犬でも猫でもない。
チェブラーシカは不思議な正体不明の小動物というのが重要。笑

私は何だか知れば知るほどにチェブラーシカが愛おしくなった。

今となっては私のフェイバリットキャラクターはチェブラーシカ以外ありえない。
愛おしいチェブラーシカ。もっとグッズよ増えて！