photo by　Manami

 

写真は目の前で自分がみている情景をそのままに写す事もできるし

自分の目でみているよりも美しく表現する事もできます。

 

ライフスタジオの写真の表現はそんな両方の側面を兼ね備えていると私は思っています。

 

今回の写真のポイントはあえて被写体を直接写していない事です。

この場所では部屋の広さの関係上、望遠レンズで引いてこのように背景のボケ感を出す事が通常は出来ないので、

被写体が鏡に写るようにして、被写体にピントを合わせると鏡に写った背景は綺麗にボケます。

また、この鏡はまっさらな普通の鏡ではなく、わざとビンテージ加工がほどこされた鏡なので、写るものに少しフィルターがかかったように見せてくれます。

より背景のボケ味が強くなり、被写体を際立たせてくれ、鏡の効果で被写体もすこしふわっとした印象になります。

この部屋では自然光はあまり入れず、被写体の横にスタンドライトを置いてそれを被写体のポイントの光にしています。

背景は少しだけ色味が落ち着いていて、被写体にメインとなる光が入る事で明暗差が出来て立体感のある写真になるように意識しました。

鏡にもライトの光が当たる事で鏡の反射できらっとしたライトの輝きが被写体にかかり、全体的に色味は抑えめだけど、被写体の印象はぐっと明るくなります。

鏡をみつめる彼女の瞳はとても綺麗で、

彼女の持っている表現方法が大きくなればなるほど多くなっているなと感じます。

撮影している場面では想像できないような彼女の成長した写真を残せたと感じました。

 

 

いつも元気いっぱいな彼女はモデルスイッチがあるので

ぎゃはは！と直前まで笑っていてもポーズをお願いするとスッとモデルスイッチがONになりモデルモードに入るので大人もびっくり。

 

小さな頃から彼女を撮影させていただき、小学生になり、普通に会話が出来て、面白い冗談を言ってくれたりすると大きくなったなーと実感しますが、

笑った顔は昔と何も変わらず、小さな頃からライフスタジオ越谷店で成長記念を残していただけて、彼女の成長を見守る事ができてとても幸せです。

これからもずっと彼女の成長をパパさんママさんと一緒に見守り、残させていただきたいです。