codi by Naomi

photo by Manami

 

 

写真スタジオで働くようになって約10年。

自分はもともと何かを作ったり、表現するのが好きだったから

子どもたちの衣装を考えて可愛く着せたり、髪の毛を整えたり、いろいろな事を考えながら魅せたい表現を写真に写す事ができるこの仕事は私の好きな事にとてもマッチした仕事だなと最近とても感じます。

そんな風に感じる事が出来るのは今働く事が出来ている環境がとても良くて、入社してから尊敬できる先輩たちと一緒に働く事が出来た時間があって、素敵なお客様に沢山出会えた事がとても大きいです。

人との出会いはいつどのタイミングで訪れるか自分で決める事が出来ないから今この瞬間を大事にしていく事がめっちゃ大切だってこの年齢になってより一層感じでおります。

 

写真を撮らせていただいたご家族との出会いはママさんのお腹に赤ちゃんがいる時でした。

とっても素敵なご夫婦で、撮影の時間はとても暖かく、幸せな時間でした。

お写真に写る姿がとても素敵だったのでお写真をフォトジェニックにあげたいと思いお願いをして掲載をさせていただきました。

 

今しかない時間

https://www.lifestudio.jp/studio/koshigaya/photogenic/185566

 

 

去年お腹の中にいた赤ちゃんは無事生まれ、また越谷店に撮影に来てくださいました。

あの時お腹の中にいた赤ちゃんに会える、こんなに嬉しい事はありません。

ハーフバースデーの息子くんは元気いっぱい！

小さな指で時々身体をひっかいてしまうようで手には小さな手袋をつけていて、小さな手袋は赤ちゃんの象徴のようで、無事に出会えた事にとても感動しました。

 

寝っ転がる姿って考えてみるととてもパーソナルな姿だなと思います。

とても無防備ですし、防御力はゼロ。

その姿を日常的に見せるのって気頃の知れた友達とか、家族とかだけじゃないでしょうか。

だからこそ、寝るというポーズに私はすごく日常を感じます。

家族だけの時間の姿は自分では見る事はできません。

一緒に寝っ転がるだけでもすごく幸せな時間がそこにあって、自分たちでは見れない姿を見る事ができるのは私が写真を撮る醍醐味だと思ってお願いしました。

赤ちゃんに見てねってお願いできないからただ一緒にそこにいる写真を撮ろうって思ったのですが、息子くんはふとこちらを見てくれました。

まだ柔らかいおでこがしわしわってなっているのがすごくかわいくて赤ちゃん

らしさが出ています。

撮影した場所は逆光気味で自然光がびかーっと入っていて、前ボケはかなり大きめにパパやママの身体や顔など隠れるくらいに入れ、

赤ちゃんに目線がいくように考え、パパとママが見守っている雰囲気を感じられるように意識しました。

一緒にいられる時間は宝物です。

 

みなさん家族写真を最後に撮ったのはいつか覚えていますか？

私は母親とよく出かけるので、スマホで一緒に撮影する事はよくありますが、弟も一緒に撮影した事を思い出すと20年以上前だと思います。

 

子どもたちが成長すると家族写真を撮る機会は少なくなって枚数も減ってくると思います。

それは自然な事でもあるし、少ない事がダメな訳でもありません。

 

家族の写真ってどんな形でもすごく記録と記憶に残ると思っていて

写真スタジオの人ですけど、写真館で撮れなくてもスマホで自撮りでも十分だと思います！

数年後か何十年後か、その写真を見たら懐かしくて愛おしい記憶が蘇ってくる写真にはそんな力があります。

 

私は大切な記念を撮ろうと思ってくださったご家族に全身全霊で素敵な写真をこの場所でお届けする事が使命なので、

写真スタジオでお届けできる写真の中には私の気持ちも沢山乗っております！

 

今しかないこの瞬間を残す事ができる私はとても幸せです。

無事に生まれてきてくれてありがとうございます。

これからもパパとママと一緒に楽しい時間を過ごしてね。