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越谷店
Coming-of-age ceremony
投稿日:2021/5/31     更新日:2021/6/1
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coordinator by Kurumi
photo by Manami
先日撮影させていただいたのは、2022年に成人式をされる19歳の女の子。
お着物はママさんが昔成人式の時に着用された振袖だそうで
山吹色よりももう少し深みのある色に、鮮やかな色の柄が振袖ならではの
豪華で華やかさあがあり、彼女にとても良く似合っていました。
成人の撮影では小さなお子様とは違い、私たちが全力いないいないばあっ!をしたり、歌を歌ったり、頭からクマさんを落として!なんてことはしません。(笑)
でも、それは、楽しませる方法が違うというだけ。
私たちが大切な記念をライフスタジオを選んで来ていただいたのだから写真だけでなく楽しい時間を過ごしてもらいたいという姿勢は変わりません。
成人の方の撮影こそ、ご家族だけでなく、撮影をされるご本人と色々な事を話をしながら自然な雰囲気を作り緊張感が少しでも和らぐような撮影になるように心がけます。
成人の女の子の写真を撮影するたびに、着物を来て凛としてる姿が大人への第一歩を踏みだす記念なんだなと改めて感じます。
彼女も着物を着ている姿がすごく大人っぽくて、
でもおしゃべりするとごく普通の19歳の女の子で、無邪気に笑ってくれる笑顔はとても眩しく見えました。
彼女はとても明るくて楽しい雰囲気を持っていて、
そんな姿から一歩踏み出してみると、もう立派な大人の女性の雰囲気がありました。
彼女の写真を撮りながら、いつもの雰囲気とは違った角度を探しました。
ここは部屋から飛びだして、窓を挟んで部屋の中を撮影しています。
窓をはさむことで、少しだけ部屋の中の光が反射してほわっとしたまくができ、
部屋の端にある緑の木も前ボケを挟むことで少し立体的になるように見えます。
横顔がとても美しく、光の差し込みが彼女の明るい未来が見えるように感じました。
彼女には弟くんが2人いました。
弟くん2人は高校生と中学生。
何をとりたいですか?と彼女に聞くと
「兄弟写真が撮りたい」と言ってくれました。
弟くん2人は緊張していてぎこちない感じはあったけれど、
お姉ちゃんが綺麗な着物を着ていることで大切な記念だという事を感じてくれているからか恥ずかしい気持ちを堪えながら私たちの空気に乗っかってくれて気恥ずかしそうに一緒に並ぶ姿が可愛らしくて、兄弟っていいなとすごく感じました。
私自身は弟とそんな風に写真を撮った記憶がなく、
最後に一緒に写真に写ったのはもう20年近く前になるかもしれません。
だからこそ、きっかけは作らないとなかなか出来ないもので、
きっかけがあるからこそ普段見られない姿がみられるんじゃないかと思います。
ママさんは弟くんたちが一緒に写っている写真を見て泣いていて、
そんなママの姿を見て彼女もうるっとしていて、
私もそばでぐっときて、もらい泣きをしそうでした。
大人になるって誰にも止められないことで、
成長する中で当たり前に訪れることだけど、
大人になっていく過程で成長する寂しさやなんとも言えない切なさを感じて、
でも無事に大きくなっているからこそ感じられる感情でもあるなと思います。
撮影後にお店のLINEアカウントを登録してくれた娘さんからこんな言葉をいただきました。
「今後も多くの方々がお店を訪れて、1人でも多くの方が幸せな時間を過ごせるといいなぁと思います」
私たちの姿が彼女の中で良い形で残ってくれていたんだと実感できてじーんっときてとても嬉しかったです。
私たちの写真が彼女の幸せの時間の一部分を担えたこと
誰かの幸せの時間を作ることができることを
また胸に刻みました。
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