codi by michan 

photo by manami

 

 

 

michan SIDE

 

急に涼しくなり爽やかな風と
涼しいというよりは寒い風が吹き抜ける
この季節。
今回は秋のお出かけコーデをテーマに衣装小物を選びました。

彼女はわたしよりも前から
ライフスタジオに来てくれている。
いわゆる大先輩で、スタジオに来たときの空気も最早お家のようでした。

そんな彼女から感じた空気感は
弟がいるしっかり者のお姉ちゃん。
今回も姉弟でのご来店で、二人ともとっても楽しそうに撮影をしてくれていました。
とっても元気な二人は笑う時も真剣な時も全力！！
その中で弟君にツッコミを入れたり
ポーズを指導したり、お姉ちゃんだなぁ。
と感じるところが多々ありました。
それと同時にやはり少女らしく、
素直でまっすぐ楽しいことが好きで可愛いものが好き。そんな所に愛らしさを感じたり。

そのイメージから彼女に着てもらった衣装は
秋の装いに爽やかな風が吹き抜けるようなブルーのプリーツスカート。
ひらっとして風に揺れる丈の長めのスカートは、どこか大人びてみえてちょっと背伸びしているように見えます。

そして秋ならではのちょっと赤みの入ったダークブラウンのブーツは彼女も自ら履きたい！！と言ってくれて。お洒落さんなのが伝わってきます。

トップスは袖の詰まった白の7分Tシャツにアイボリーのビスチェ。ビスチェはこの秋着てる方も多い、トレンド服でもありますよね。
アイボリーの色味は秋のっぽさも感じながら、柔らかな印象も与えるお色味。

そして手に持ってもらったのはベージュのボーラーハットは女の子らしさを感じる丸みのあるスタイルのハット。黒のリボンで優しく締まって可愛らしさの中に大人っぽさが見え隠れするように見えます。

少し切なくアンニュイな気分になる秋の季節に、お姉ちゃんらしさと少女らしさの詰まった洋服を着た彼女はちょっとだけ大人の扉を覗いてみたような...
そんな印象に。
一度も切ったことがないという髪の毛もまなみさんにまたネギヘアーにしてもらい、彼女らしさが溢れるお写真になっています。

きっと今度あった時には、また2人とも大きく大人に近づいているんだろうな。と思いつつ、
彼女らの成長に寄り添えて幸せな時間でした。

 

 

 

manami SIDE

 

風を感じるかのように

彼女は2013年からライフスタジオ越谷店に来てくれていて今日で越谷店は8回目。
（草加店と水戸店も含めたらなんと10回目！）
弟くんはお腹の中にいた頃からライフスタジオに来てくれていて、成長の記念を欠かさずずっとライフスタジオで残してくれています。

被写体の彼女と、一緒に撮影していた弟くんはとても人懐っこくて明るく元気いっぱいな子たちですが、撮影になると撮影の表情に変わります。

さっきまでケタケタ笑っていたかと思うと、私が一言声をかけただけでとても真剣な表情を向けてくれたり、
私たちがちょっとふざけた事を言ったら全力で笑ってくれたり。
2人で撮影しても、1人でも、
撮影を楽しむという事が2人の中にはしっかりあるようで、様々な場面で沢山の表情を見せてくれました。

私は3階の新しいインテリアを使った写真を撮影したいなと思っていました。
3階の新しいインテリアは木の暖かさと光の陰影を感じられるスポットとなっていて、
木の素材が多いエリアなので、外から入ってくる光が少しオレンジ色っぽく暖かな光の色になる特徴があるなと感じました。
お着替えをした彼女をみたとき、とても澄んでいて秋の涼しげな風のようなイメージを感じました。
春でも夏でも冬でもない、この秋という季節に感じられるようなカラッとした空気の中に感じる切ない気落ちを表現したいなと思っていて光の場所を考えながら撮影を行いました。
床に寝転んでもらったのはリラックスした雰囲気を出すためですが、ちょうど彼女の頭からつま先までとてもきれいな光の陰影が見えてリラックスしているだけじゃなく、すこしきゅっと空気が締まるような光が見えました。
彼女のそばには小物の帽子と、差し色になるお花。
お花のブルーは彼女が履いているブルーのスカートと色味を合わせました。
奥にんわりと見えるオレンジ色の光が暖かさを、被写体に少し落ちる光のコントラストが少しの涼しさを与えています。

彼女はとてもきれいな髪の毛をしていました。
生まれてからずっと少しづつ丁寧に髪の毛を伸ばしていて今まで一度もしっかりと切ったことがないそうで、ポニーテールにしても腰くらいまである彼女のヘアーは彼女が持っている特別な宝物だと思いました。
そのままのポニーテールもかわいいのですが、今回着用した衣装は比較的に首回りがしかっりあるトップスなので、すっきりしているけどかわいらいく見えるヘアにしたいと思い、ポニーテールを活かしてゴムを何個か使うだけで簡単にできる玉ねぎヘアーにアレンジしました。
寝転んでいても彼女のかわいらしい丸みをおびた髪の毛がぽこぽこっとみえるのが写真を画面の構成の中でポイントになっています。

無から有は生まれないように、
写真も抽象的なイメージから具体的なイメージに近づけるためには、情報、資料などが必要です。
情報を得るだけではなく、その写真を構成する為に一様なものをピックアップし、写真に実装していかなければなりません。
だからこそ写真は常に変わり続けるのだと思います。

秋という少し短く儚い季節だからこそ、少しだけ切なくて、でも過ごしやすい気持ちの良い風か感じられれる写真を撮りたいと思いました。
1年365日、どんな子でも同じ写真は撮れません。
いつでもどこなときでもその子がそこにいてくれることに感謝して。
来年もまた彼女の成長を収められるよう私ももっと、もっと精進していきます。