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越谷店
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そこで待っていて

投稿日:2019/8/21

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coordinator by Naomi
photo by Manami

 

 

 

この年齢になると結婚してママになった友達も何人かいて

誰かのお母さんになるという事は本当に素晴らしくて、

そして本当に大変な事なんだと思う事が沢山あります。

 

1人の命が1人の女性の中で育ち、

出産では赤ちゃんを産む為にお腹を切ったり、何十時間も苦しさと痛みに耐えたり、

やっと、やっと女性たちの心と身体を全て使って、そうして命がこの世界に誕生する事、それは奇跡なんじゃないかと思います。

子どもを産むか産まないかそれは自分たちの選択であり、誰かに強要される事でもありません。

女性しか子どもを産む事は出来ないけれど、それで誰かに咎められる必要もありません。

生き方が1つではない現代で、子どもを産んで育てる事って本当にすごい事で、無事に生まれて大きくなるまで育ってくれる事も普通の事なんかじゃないと思います。

 

 

マタニティー写真を撮影する時、兎に角私が心がける事は「美しさ」です。

女性は妊娠すると身体が変わります。

それは身体が赤ちゃんを守る為に必要だからこその変化です。

どうしても赤ちゃんの為に少し太ってしまったり、身体がむくんでしまったり。

前までの自分では無くなってしまう事に少しの恐怖を感じる人もいるかもしれません。

しかし、だからって女性が美しくない訳ではないのです。

写真にとっての「美しさ」とは私たちが作る事であり、

そこにいらっしゃるママさんと一緒に一番美しい瞬間を探し残していく事です。

今回の写真で大事にしたポイントは被写体と空間のバランスです。

マタニティー写真ではお腹と背景とのバランスを考え、自然でキレイに見えるかが大切です。

左の空間を大きく空けたのは、被写体と反対側の空間が空け、色のついた前ボケを入れる事で、お腹に注目もできるけれど、圧迫感がなく、画面全体に透け感を感じる事できるので被写体を良い意味でちょうどいい存在感にする事ができます。

そこで待っててね。

ママのそんな声が聞こえてくるようなそんな写真にしたいと思いました。

 

今回のマタニティーのママさんには2歳の息子くんがいます。

息子くんはスタジオに入ってきた時からわんわん泣いていて、隙あらば窓に手を伸ばしてお外に出して、帰りたいと泣きながら訴えていました。笑

誤魔化しながら、シャボン玉をしたり、うちわで仰いでみたり・・・

お着替えになるとママこの世の終わりかのように泣いて、感情をぐわ~~っと出す姿はまさに本能。

ママさんのお腹の中には弟くんがいて、

息子くんはママのお腹の中にいる小さな命の事をはっきりと理解している訳ではないと思いますが、

家族写真を撮影している時、ママのお腹を優しくなでたり、つんつんっとつついたり、優しくしてあげなきゃという気持ちがあるように感じました。

大人になったらそう簡単に自分の感情をむき出しには出来ません。

感情は奥底に隠れ、人によってはその感情を上手く出す事が出来ずに悩みに変わります。

小さな身体から悲しくて泣いて、怒ってみて、笑って、そして愛でる、そんな感情が溢れる出る様に、「生命」を感じました。

 

小さな命が巡り巡ってこの世界が出来ています。

私の未来はまだまだ分からず、このまま1人かもしれないし、もしかしたら10人の子どもを産んで肝っ玉母さんになるかもしれない!笑

どんな私であっても今のこの大切な瞬間をどんな形でも残せる人になりたいなと思います。

 

生まれてくる弟くんとそんな弟くんを愛でるお兄ちゃんにまた会える日を楽しみに。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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