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越谷店
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ある青春の1ページ

投稿日:2019/7/21

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coordinator by Umino & Takako

photo by Manami

 

 

同じ人を被写体として撮影をしている成人写真と子ども写真は違うのか。

 

インテリアの中で被写体を撮影する際には、目の前にいる被写体の洋服、背の高さ、体格、髪形、アクセサリーなど被写体を構成している全体のバランスを見てインテリアの中で位置を決めてポージングなどを決めます。

 

なので厳密にいえば、大人や子どもという事に関係なく同じように写真を撮る事は出来ません。

 

 

大人の撮影でまず気を付けている事は、奥行感です。

部屋の中で被写体から距離を取って奥行を出そうと考えますが、

部屋の中で引ける距離は決まっているのでどこにいれば一番引けるか考えます。

 

今回選んだ場所は越谷の緑のエリアです。

越谷は部屋の半分くらいがガラス張りなので、逆光が作りやすい構造になっています。

逆光になれば奥が詰まっているようにみえにくくなりますし、

サイド光が入るので緑に自然光が入り立体的に見えます。

このインテリアには木が植えてあり、被写体の上部に緑のはっぱが多く見えます。

この写真であえて上空にして緑を入れたのは、被写体に緑が重なる様に入れる事で、

背景の逆光+緑+被写体+緑+カメラ目の前ボケと層を作る事が出来ます。

層を作ると背景にも奥行があるように見え、全体的な立体感がうまれ、緑が大きくみえるおかげで被写体が華奢に見える効果があります。

 

 

大人の女性の撮影で私が大切にしているのは、細かい調整です。

子どもたちは基本的にその場所にいるだけで十分にかわいらしく、

お顔が汚れてないか、髪の毛が口に入っていないか、パンツは見えていないかなどの大きな範囲での調整ですが、

大人の撮影では髪の毛1本の調整、向き、手の位置など

大人だからこそ気を付けなければならない細かな調整をするかしないかによって写真は大きく変わります。

写真の中の調整1枚でその写真に写る被写体は輝きを増して、この瞬間だ!と感じます。

彼女は本当に美して、そこにいるだけで絵になってくれるような子でしたが、

そんな彼女をより美しく、彼女が自分で自分を可愛いと思えるような写真を目指してシャッターを切りました。

 

彼女の青春時代は今まさに始まったばかり。

彼女はダンスを習っていて、この写真撮影の日も、前日の夜から当日の朝まで深夜練習を行っていたそうです。

車で越谷まで来る途中、車内でうとうとしていた彼女をママさんが動画で撮影していて私にこっそり見せてくれました。

彼女は恥ずかしそうにしていましたが、今この瞬間を生きている彼女の姿はとても愛らしくて眩しく感じました。

 

彼女の青春の1ページの中に私の写真があり、例えば10年後、自分の写真を見て、少しでも美しいと思ってもらえたら幸せです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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