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越谷店
成人の記念を迎えるあなたへ
投稿日:2018/11/21
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Codi by TanakaNaomi
Photo by Manami
ライフスタジオでは何歳くらいまで撮影ができますか?という質問をいただく事は実際少なくありません。
写真に残したい。
お客様のそのお気持ちがあればいつまででも撮影をさせていただきたい、私たちにはそんな思いがあります。
現在のライフスタジでは、家族写真や、ベイビー&キッズ、最近ですとハーフ成人式も盛んになり、小学校を卒業するくらいまでのジュニア層や、マタニティーのご撮影などが多く、実際には大人の方撮影がメインの撮影に入る事はあまり多くはありません。
私自身は母親が写真館で働いていましたが、それでも七五三撮影以降の写真館で撮影した記憶はありません。
次に撮影をしたのは20歳の成人式での事でした。
振袖を着て、振袖を購入したお店での前撮りの撮影もありましたが、その撮影以外に母親が勤めている写真館でも写真を撮りました。
私は20歳の成人式の頃、今よりも約10キロほど太っていたので(笑)
顔もパンパンで正直写真に写った自分を見るのはあまり好きではありませんでしたが、
母親は前撮り撮影の時も数枚は無料でもらえるプラン以外に追加でお金を出して写真を買ってくれていて、私の20歳という節目の記念を大切に思ってくれたんだなと10年経った今だからこそ改めて感じるようになりました。
今回撮影させていただいた彼女はそんな成人の振袖の記念撮影でした。
娘さん、ママさん、ママさんのお母さまに、パパさんのお母さまの4名でご来店くださいました。
今回ヘアメイクやお着物を全てご着用された状態でご来店いただいたのですが、伺ってみると
ママさんのお母さまが美容師さんで着付けも出来、ママさんも美容師さんで、
今回成人を迎えられる娘様も美容師の専門学校に通われていて、自宅でヘアメイク、着付けを行ってきてくださった素敵な3世代の美容師のご一家でした。
ライフスタジオのようなハウススタジオは初めてだったようで、インテリアなどに感動し、とても喜んでいただいたのもとても嬉しかったですし、何より、娘様の成人を皆様で一緒に撮影に参加して、皆さんがとても嬉しそうに娘様の撮影のお姿を見ていただいていた事にとても感動しました。
成人を迎えられる娘様ももちろん緊張されていましたが、お世辞抜きに本当に美しく、可愛らしく、
私が20歳だった時にこれほど可愛かったならばもっと写真を残したのにと思うおどでした。笑
着物の撮影が終わり、今回はカジュアルの撮影も一緒にさせていただきました。
成人の振袖写真だけではなく、カジュアルのポートレート写真の撮影を一緒にさせていただける機会はあまりないので、私も彼女をどんな風に写真の中で表現していくかとてもわくわくしていました。
彼女は被写体としてとても美しいので本当にどこでとってもすごく絵になると感じましたが、大人の女性を撮影する事と小さな子ども達を撮影する事を同じにしてはいけません。
もうすぐ成人を迎える女性はどんな部分で自分を規定し、表現したいと思っているか、10年たった時に彼女が写真を見て少しでも良かったなと思える写真を撮りたいと思いながら彼女の撮影を行いました。
彼女は笑った顔がとても可愛らしく、素敵でした。
でも時に私たちは大人の撮影において笑顔だけを追及して撮影は行いません。
笑顔はもちろん素敵です。
でも、大人だからこそ見せる素のふとした笑顔だけではない表情、大人になると個々が自分に感じるコンプレックスを軽減させるようなイメージ写真に近い写真を撮りたいと思いました。
今回の写真は、被写体の彼女は室内に、私はあえて外に出て、ガラス窓の隔たりをつくって撮影を行いました。
私が室内から外まで範囲を伸ばした事で室内で撮影する時よりも飛距離が出て奥行を感じられるようになり、
窓の隔たりが外の光に反射して前ボケの効果を出し、室内全体のインテリアを少しぼかす効果がありました。
インテリアがあえてくっきりと写らない事で、彼女がどんな場所で何を考えているか想像するようなイメージ、そして
被写体にも窓のガラスの反射の効果であえて被写体自体をぼかして生々しくなってしまいやすい大人のラインを隠すようにしました。
大人になると身体のラインがはっきりと見えているよりも、全体的に前ボケやぼかしの効果が入る事で
自分のコンプレックスを少しでも軽減できますし、自分の今をより美しい形で残す事ができると思います。
一緒に撮影に来てくださった皆様、今回のお写真とても喜んでくださり、原本データだけでなく、
パステルフレームも一緒にご購入いただき、ご自宅に飾っていただける事を大変光栄に思いました。
家族の皆様にとって、彼女が成人する日はとてもかけがえのない素晴らしい日になるでしょう。
そんな素晴らしい日の想い出の中に、私の写真が少しでも楽しい日の想い出として記憶に残ってくれたら
こんなに嬉しい事はないなと感じます。
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