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越谷店
scrollable
BestFriend
投稿日:2017/9/30
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扉の前には「遠かったよ~!」といつもの様に私に軽口を言う彼女が立っていて
いつもと変わらないそんな気がしていたけど、
彼女のお腹の中はまあるく膨らんでいて、新しい命がそこにいる事を実感した。
彼女と出会ったのは15歳の高校1年生のとき。
入学してはじめてのクラスでは緊張と不安でどうしてよいかわからなかったけど、
そんな私に一番初めに声をかけてくれたのが彼女だった。
小さな世界しか知らない私にとっては、新しい環境で出会った目の前にいる彼女はまるで宇宙人のようで(笑)
この時代、雑誌の「egg」や「popteen」「小悪魔ageha」などが全盛期の時代だったので、
彼女は所謂「ギャル」に見えて、なぜこんな地味な私に声をかけるの?!ととても驚いた事を今でも鮮明に覚えている。
彼女は私ととても気が合いそうだと思って声をかけてくれて、
声をかけられた私はびっくりした思い出はあれど、結局彼女が声をかけてくれた事で
15歳から現在の29歳までの14年間友情を結ぶ事が出来たのだから彼女の人を見る目は本当に侮れない。
これは私だけが感じている感覚なのかもしれないが、
高校時代の友人と会うと、お互い14年分経験を積んで歳をとっているはずなのに、15歳に出会ったときと変わらない気持ちになる。
彼女のマタニティの撮影をしているときも本当に不思議な感覚で、2人で一緒にカラオケに行ったり、DVDを見ながら夜を明かしたり、恋愛相談をしていた彼女が1人の親になるという事実が本当に不思議なのだけど、
ふと大きなお腹とエコー写真を一緒に撮影しているとき、
1人の女性として自分が選んだ人生を歩んでいる彼女を尊敬し、そんな彼女の人生の瞬間を残す事が出来た自分も誇らしく感じさせてもらった。
1人の女性として生きながら、これから母親になる彼女の姿は彼女の美しさをより際立たせていた。
旦那さんはとても恥ずかしそうに写真にうつっていたけど、
2人が一緒にいる姿はとても可愛らしくて、
今しかないこの瞬間を形として残しておく事の大切さを改めて感じる時間となった。
友達だからという事もあり、彼女のやりたい事、私のやりたい事も色々させてもらい、
彼女をきれいに撮影したいという気持ちを軸に持ちながらも自由に撮影させてもらってお仕事で撮影させてもらうものとは違った気持ちでカメラを握れたのもありがたかった。
彼女は神奈川方面に住んでいるのに、わざわざ私の店舗まで足を運んでくれた事に感謝だ。
今度は赤ちゃんも入れた撮影をさせてもらう。
今までの14年への感謝と、
これからも続く人生の中で彼女との関係を末永く続けられたらとてもうれしい。
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