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越谷店
scrollable
バランス
投稿日:2017/8/31
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いつも当たり前のように私たちはスタジオのインテリアに被写体を配置して撮影をしていますが、
決まりのないインテリアの中でバランスよく被写体を配置するというのは
思っているよりも神経と頭を使う部分であると私は思っています。
被写体とインテリアの角度が少しでもずれてしまうと思っていた画は絶対に生まれません。
被写体がいる場所、カメラが入る角度、画角そういったそれぞれの要素が合わさったときに
バランスの取れた美しい写真が出来上がります。
私が撮影したこの場所はインテリアの向きが私の立ち位置からは平行ではなく少し斜めになっています。
基本的には写真はインテリアに対して平行に撮影するものですが、
この写真は斜めのインテリアに対して、被写体が座っている椅子を斜めのインテリアに合わせて
配置しているので被写体とインテリアは平行にある状態です。
この場所から入るときには木の部分にある葉っぱや、
その場所にある小物を前ボケとして使用する事が出来ますし、
前ボケ以外にも余白を埋める為の木があるので空間を整理しやすくバランスをうまくとる事が出来ます。
最近午後の時間は少しづつ夏の日差しから、秋の日差しに変わってきて、
光がオレンジ色のやわらかい光になってきました。
左側からやわらかい光が入ってきている所に彼女の目線を向けてもらうと、
幼い彼女の顔が何だかとても大人っぽく見えました。
3歳の少女がふと見ている世界は一体どんな風に写っているのか、
私が彼女になってみる事は出来ないけれど
、楽しそうに笑いながらおしゃべりしてくれている姿を見て
彼女の世界を少しでも明るく出来ていたらうれしいなと思いました。
毎日写真を撮りますが、撮影する前はいつも緊張していて、
私の目の前にいてくれるこの子達を責任を持って写してあげないといけないと責任感を感じます。
私が表現できる幅をもっと広げていくことで見てくれる人に色々な写真を提供できるように頑張らなければと思います。
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