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投稿日:2017/7/18

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まだ言葉が使えない赤ちゃんたちは普段どんなことを考えているのだろう??
 

例えば、赤ちゃんにはいつごろから心が宿るのか?
 
誕生後である、胎内にいるときからである・・・などなど

いろいろな説が云われているそうですが、精神分析学の見地から見ると、
少なくとも受胎してから5ヶ月後くらいには、確実に存在していると考る事も出来るそうです。
 
なのでお母さんのお腹の中にいる時から赤ちゃんたちにはちゃんと心があって、
オギャーと生まれてから子育てがスタートするのではなく、お腹の中に宿った時から
すでに子どもとの関わりは始まっているのだそうです。
 
精神分析学では、生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ無意識の中・・・
つまり、オギャ!と泣いてはいても、心は現実にはなく、
夢をみているような状態であると云われています。
 
そんな状態にある赤ちゃんですが、お腹の中にいる時から心があるようにお父さん、
お母さんのことはしっかり理解していて「この人たちが、どうやら自分に一番近い人たち」
ということは、感じているそうです。
 
赤ちゃんは、現実感のない「ぼんやり」とした夢の中にいる様な状態で毎日を過ごしているようですが、
心の成長に従って、少しずつ意識されるようになり、物事がしっかり自覚できるようになるのは、
3歳前後ではないかと言われているそうです。
 
上記の様に、赤ちゃんにはしっかりとした意識はないけれど、自分に近い人を意識して、
様々なことを毎日吸収して大きな心を養っていきます。
だから私たちの前にいる赤ちゃんたちはどんな大人たちとも変わらない一人の人であります。
 

赤ちゃんの瞳から見える私たちはどんな風に写っているのでしょうか。
 
 

ママのおなかから出てきて、世界は一変し、たくさんの世界に触れている赤ちゃんたちは
周りをきょろきょろ見渡して、いろいろなものを見ています。
 
だからなのか、赤ちゃんたちのカメラ目線は取ろう思って取れるものではなく、
赤ちゃんたちが見渡す世界の中に新しい「カメラ」という存在があらわれて赤ちゃんたちの目線を捉えるのでしょう。

窓際の近くにベッドを置き、光がしっかりと入る場所で赤ちゃんをうつ伏せに寝かせて撮影しました。
彼はうつ伏せがとても上手で、ベッドの上にクッションを置いてうつ伏せにさせるとくっとカメラの方に顔を向けて
こちらをじっと見つめては少し下を向いたり、上を見たり様子を探っている姿がとても可愛らしく、
ふとカメラの中を見つめてくれた瞬間があり右側を開けたのは彼の印象的な目線と後ろから差し込む光が
きれいに彼を照らし出していて、
クッと結んだ唇が彼の頑張りを物語っている表情でした。

類推という課題が出たとき、異なるものを組み合わせる事で新しい形になるという話を聞き、
写真にあるストーリーという部分をとらえてみてみたとき、
ママのお腹から産まれてきた赤ちゃんが今この場所に存在している事、
今この場所で美しい瞳を輝かせてカメラを見つめる姿はこの世に生を受けた美しい姿を映し出していると思いました。
 
被写体を見て、今の被写体の姿をどうやって映しだせば、創られていて、ありのままの写真を作れるか。
答えばが一つじゃないからこそ、写真は人々の心を魅了してやまないのだと改めて思いました。
 

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