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越谷店
scrollable

Fuka

投稿日:2017/4/30

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七五三でやってきてくれた彼女は出会った時からとても溌剌(はつらつ)としていて
撮影する事にも前向きで優しく微笑みながらおしゃべりをしてくれました。
撮影前にとても可愛かったのが
パパさん、ママさんが出会ったきっかけでもあったお仕事の話を伺って私が盛り上がっていたいたら
鏡の前で髪の毛をセットしていた彼女がちょっと冗談まじりにぽそりと
「楽しそうだな~今日は私の時間なのに~」
と自分が置いてけぼりをくらっているような感覚になったようで
その時私はああ、この子はとても感受性が豊かで、その場の空気をしっかり感じる事が出来る子なんだと思いました。
撮影が始まってからは彼女だけの時間になり、そこからが彼女の本領が更に発揮される時間でした。
彼女は自分を演出するのがとても上手で
私たちの問いかけに答える表情や仕草がぐっと大人っぽい時もあれば、まだ幼さが残るような時もあり、彼女のくるくる変わる表情を見ているのはとても楽しい時間でした。
 
彼女の写真はかつくんがカメラマン、私がコーディネーターとして入りました。
今回の撮影では着物、ドレス、カジュアルの3パターンでの撮影でした、
着物、ドレスはどちらかと言えばフォーマルな雰囲気がある中で、3つ目のカジュアルでいかにバランスよく崩せるかを考えながらコーディネイトを行いました。
彼女はほっそりした体格をしていたのでスタイルが良く見えるようにと、春らしく、
足首が少しみえるくらいの丈の細身のパンツに中に切るものを気持ち小さめのサイズを提案し、
逆に上着のGジャンは少しゆったり目のサイズを選ぶ事で彼女の体格を細く見せすぎず、
こなれ感がみえるようにしました。
全体的に色味をブルーと白系で統一したので、白い靴を合わせ足元まで爽やかな印象を与え、
髪の毛はあえてルーズにまとめ、さっぱりとした色味の中にルーズさを出し、スカーフを合わせてスッキリとまとめました。

私が彼女に感じていたバランスの良さ、全体の統一感がこの写真には表れているなと感じました。
写真のインテリアは天井が少し低く、角度にとっては少し奥行が出にくい場合があります。
しかし、この写真では下から被写体をあおりながら撮影する事で被写体のいる位置を
肉眼でみているのとは全く違う奥行が見えていて、彼女の視線の先にはより遠くへの広がりを感じる事が出来ます。
インテリアから出ている光にはオレンジライトが入っているので、
全体的な寒色系の色味の中にクリーム系の色味が足される事で暖かい印象になっている様に感じます。
下から撮影すると顔が大きくうつってしまったり、アッパーライトになってしまう事もありますが、
この写真では被写体の顔が少し斜め上を向いている状態で光も後ろとほぼ真横から入っているので
光が大きくしたから反射しているようには見えないので、彼女の顔に当たる光が彼女の表情をより明るく、
そして未来へ思いをはせている、そんなイメージにもとらえられます。
 
かつくんの写真を見ていると、彼の繊細な感性が見えてくるような気がします。
私とかつくんの写真はまさに静と動、どちらの写真がいいとか悪いとかではなく、
彼の写真を見ていると私自身とはまた違う視点でインテリアや被写体を見ているのでとても新鮮で、
良い刺激になります。
彼女の写真が出来上がったとき、心から「ありがとう」そんな気持ちになりました。
実は彼女は今回の撮影がはじめての写真館での撮影だったそうで、
次回も私とかつくんで最高の彼女を演出できるようにこれからも日々精進していかなければと思いました。
また会える日を夢見て、彼女の成長を楽しみにしています。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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