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越谷店
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Motion

投稿日:2017/3/14

1242 10

codi Takako
photo Manami


 

被写体を自由に動かす。
これほど素晴らしく、これほど難しい事はありません。
そもそも自由とは、
【他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること】
とあります。
しかし、他から束縛を受けない為には他社から監視を受けない為の実証が必要となり、
自分の思うままにふるまうという事は断固たる意思が必要になります。
自由を選択するという事はたやすい事ではありません。
私たちはいつも沢山の誓約の中で生活していて、私たちが自由を望んでいても、
自由に振舞えないのは誓約の中で生きることがどこか楽で生きやすいからなのかもしれません。
写真にとっての「自由」も被写体をより理解し、
写真自体の整理整頓がよりされていなければならない写真でもあります。
 
子供達の年齢によって私たちは被写体の動かし方を考えなければなりません。
例えばハーフバースデーはまだ自由に自分の身体を移動させる事は出来ないから、
被写体が良く動けるように寝返りが得意な子は寝返りが出来るようなアタックをしてみたり、
手を動かせるように何かを持たせてみたり、
1歳は自分で移動が出来るようになるから、自由に自分の意思で動く被写体を思うまま追いかけたり、
何か興味あるものを見せて動きを止めてみたり、
年齢が大きくなればなるほど出来る事が増えていき、自由に思うまま動いていた動きは少しづつ少なくなっていくので、
わたしたち撮影者の問い掛けがとても重要であり、問い掛けによって被写体の動きは大きく変わっていきます。
写真というものは被写体を無作為に自由に動かせば良いわけではなく、
自由に動かすためのルールがあり、その中の切りとり方などをしっかりと決めなければなりません。
被写体をよく観察し、理解しようとすると自分もまるで親の様な気持ちになる事あがります。
その子の成長を生まれてから現在まで見ているわけではないけれど、
今自分の目の前にいるその子を映し出せるのは私だけです。
ポージングを決めるのとは違った、その場所にいるその子自身をもっともっととらえたいと思いました。
 
 
構図
左上にある被写体の目線が右下の足先に向かっていたので彼女の目線をより強調させたいと思ったので
少し圧縮にして切りとりました。
曲げている靴のつま先と少しだけ見えているかかとも彼女の幼さと、
この歳だからこそこちら側の指示をしっかり全うしようとしてくれる彼女のまじめさを感じ、
少しだけ下に予約を空ける事で見ている人の目線が止まるようにしました。
 
前ボケ
彼女が着ている洋服は色味がしっかりしていてぱっきとした印象をうけたので、
顔つきがしっかりしていた彼女にはとても似合っていました。
彼女が座った椅子の後ろにも色味がしっかりあるドレッサーがあったので
彼女の目線を少し強調するために写真全体に形が残らないように淡い前ボケをかけました。
白い前ボケをかける事により全体の色味が落ち着き、全体の統一感を目指しました。
 
 
良い写真の1つの要素として被写体が活き活きとし、生命力を感じる写真というものがあります。
写真の中で留めておけるのはほんのわずかな瞬間でそのわずかな瞬間の為に私たちはいつも進み続けています。
時間は止められないけど、その場所にいて生きている瞬間を止めることが出来る写真をもっと観察していかなければならないと思います。
 

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