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越谷店
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2人の存在

投稿日:2017/1/20

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自分の表現を見て頂ける場所に戻り、写真について考える日々が再び訪れて以前よりも楽しさと同じくらいの緊張感を感じています。

時間は当たり前に過ぎてしまうから過ぎてゆく時間を魔法のように止める事は出来ませんが、流れゆく時間の一部分を写真という形で目の前の出来事や情景をより美しく、より鮮明に残す事ができます。
笑ったり、不機嫌になったり、困ったり、泣いたり…

兄弟や姉妹などは2人以上いなければ成立しない関係性であり、唯一無二の存在です。
血がつながっていてもいなくても、2人以上そこに相手が存在していてお互いが兄弟のつながりを持っているのだと感じればそれは立派な兄弟の形です。
兄弟の写真というのは成長すればするほどに少なくなってしまい、なかなか2人の姿をファインダーの中に収める事が出来なくなってしまいますが、幼い日の思い出を写真の中に少しでも収める事で思い出が蓄積できます。

被写体の姉はまだ小さな体を一生懸命にまげて弟くんにいちごを差しだし、身体がくねっと曲がっていて、曲がったラインと写真の左上の白い前ボケがバランスをとっていて、左側に心地よい空白ができています。
画面の全体的な色味が夕方の少しオレンジ色の光で構成されているので柔らかく、優しい雰囲気が漂い、姉の弟への気持ちが更に伝わってくるような気がします。
子供たちが来ている赤チェックのシャツと背景の木のまどの色味がちょうど重なっていて全体的な色味のバランスがとても印象深く感じ取れます。
私は撮影に入っていたわけではありませんが、2人の息遣いや仲睦まじい姿を想像する事が出来てとても優しい気持ちになりました。
写真から伝わる生命力とは写真が美しいだけでなく、しぐさや被写体の気持ちも伝わってくる事も大きな要因ではないかと思いました。
 
私には2つ歳の離れた弟がおり、大人になりお互い自立をしてからはめったに会う事もなくなりましたが、
つい先日年明けに1年半ぶりに弟の一人暮らしをしている家に初めて遊びにいきました。
しかしとくだん話す事もなく、弟が飼っている猫を少し眺め、写真を撮って「じゃあまた」と正味1時間ほどの時間で別れました。
彼に会った足でそのまま実家に向かい、幼い頃のアルバムの写真を引っ張り出してくると仲が良さそうに2人で手をつないで写真に映る自分を見たら当たり前ですが、どんなに会う時間が短くても彼が私の弟だという事実は変わらず、彼と生活を共にして育ってきた事がおかしくもあり、なんだかもう少し彼と話したいような気持にもなりました。
まぁ結局話すと私のお小言がうるさくて彼は渋い顔をするだけなのですが。笑
弟という存在がいてくれた事で私という人間が形成されたのも間違いないので、
これからはもう少し彼に優しく接してあげようと思います。笑

 
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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