Staff Blog
越谷店
scrollable
Gustave Courbetギュスターヴ・クールべ
投稿日:2011/11/15
873 0
『石を砕く人』
タイトルを見たときと、絵を見たときに何の為に石を砕くのか?・・・わからないとなった。
砕いた石を何かに利用するためか、
顔も見えない、無骨な手、破れたシャツ、男。
画家はおそらく、その当時のリアルを描いて、時代に訴えかけたいもの、その光景の現実を
表現したのだと思うが
現代人の私はこの絵を見たときに、リアルを感じない。
なぜならどうしても、この絵は私の中のリアルではない。なんで砕いているのかわからないが、
恐らく必死だ。必死に生きているんだろう。力を感じる絵だ。
反対に私はのほほんと生きている。
『世界の起源』
これはリアルだ。本当にリアルに表現したなと感嘆する。
写真を探した時に検索を間違えたのかなと思ったのだが、
以前写真にタイトルをつけて撮ってみようとあったのだが
「世界の起源」というタイトルと絵と、画家の真面目さを感じる。
作家でないからわからないが、もしかしたらふざけた要素もあって描いたのかもしれないが、
タイトルと絵と、人に考えさせるメッセージとリアリティ、ボキャブラリもあるか。
クールベは後に、「絵画において嘘をついたことはない」と言ったそうだが、
石を砕く人にしても世界の起源にしても、まっすぐ嘘がないリアリティを追求したのだと思う。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog