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越谷店
scrollable
財布を拾うスローモーション
投稿日:2011/9/5
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仕事が終わった。
帰りの電車に乗り、違う車両に移った。途端に視界に入ったのは、左側のシートに財布が置いてある。
いや、この場合落ちているというのが正しいのか。
見た目は、おそらくここには老人が座っていた。財布が老人のセンスの財布なのだ。
まだ、電車のドアは閉まっていない。おそらく私が車両に移る前に老人が落として降りてしまった?
頭の中の一瞬の推理で左手で財布をつかみ、ドアに向かってジャンプして電車から降りた。
何人か人がいる。。
私の中の勘があの、10メートル先の老夫婦だと言っていた。
私「財布を落としませんでしたか??これ」
おばあさんがかばんの中を見て、「ん、ないなぁ。あんれま、ありがとう本当に。」
私は、「良かった良かった。そいじゃね気をつけておばあちゃん」と言って、
またジャンプして電車に乗ることができた。
この時、自分が良いことをしたとかそういう話がしたいのではなく、
その時間が、とてもスローモーションの中で私だけが早く動いていたみたいだったからだ。
マトリックス???
なんか本当に時間がスローモーションだった。頭の中の考えから、行動までが。
でも電車のドアの開閉には間に合った。
不思議だった。
不思議な感覚だった。本当に。
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