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越谷店
scrollable

陽射しの見守り

投稿日:2017/4/1

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この1枚の写真を見たとき「あぁ・・・こういう写真撮りたいな」と素直に思った。
 
左右対称に映るベレー帽、スカートの色、二人の間を強調して連想する可愛いシルエット、
私たちが日常で行うチョイスの中にいくつも計算されていていながら、そして自然だと思える写真の表現を見るとき、
笑点で言うところの「座布団1枚!」というような心境になる。
 
私たちは、通常被写体の正面に対峙し、目線が来て笑っている写真を一つの正解として
必ず撮っている。
もちろんそういった写真はなければならないし、笑顔と目線の写真は提供する写真の必要条件でもある。
 
ただ、ライフスタジオでは全部で75カットの写真を提供している為、
提供する75カットにこのような抽象度の高い写真を1枚挿入するトライもできる自由がある。

この二人の写真に映る絵は抽象的で、写真を見る側にある楽しみの自由がある。

写真からでは姉妹が双子なのか、それとも歳の離れた姉妹なのかもわからないでしょう

コーディネーターが選択した衣装はそっくり同じではないが、
写真では対を成す対象的なカラーリングとシンメトリーとも言える作用が起きていて
そこも素敵な写真の仕上がりにつながるワンポイントだ。
 
「どちらが○○ちゃんなのか」
「何の本見てたんだっけ」
「どんな話をしたのかな」

「この時・・・」
 
子供を見守る親が眺めるこの写真を持って思う連想・・・

表情や目線が来ていなくても温もりを感じることができる写真
 
 
ガラス窓から差し込む強い逆光により被写体二人のシルエットは際立ちます。

もし、二人の正面からカメラを向けたなら、サイド光による笑顔の写真を撮ることもできますが、
ある意味そういったケースは私たちには一般的で、要求されている仕上がりの写真像の一つでもあり
スタジオ内で表現する写真でもあるが

あえて、小さな二人をこの1段ある段の位置に座らせ、斜め後ろから絵本を読む二人を撮るこの絵には
カメラマンが写真を撮るよりも先に写真を作るイメージ、意図が感じられる。

越谷店のインテリアの床の線や窓枠、柱は、縦横に直線となり、
もし柱や床の線だけのそれだけなら少し固い仕上がりの写真になるかもしれないが

背景インテリアについている植物の緑、間に被写体を置き、カメラレンズの前に前ボケの白いすすきのような植物を使用し
3層のフレーミングすることで、写真には柔らかさと立体感が表現される。

私たちが予想する写真、「こう撮るよね」という想像を少し超えていく表現・・・

そういった撮影にワンアクセントつく抽象的写真の表現を見て、抽象度が高くまたとても可愛い写真だと思いました。

 
Photo by Katsu
Codi by  Takako

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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