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この時間が宝物になるように

投稿日:2024/2/29

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Koshigaya

Photo:manami

 

今朝、テレビを見ていたら、ある情報番組の1つのコーナーのVTRに関根勤さんが出演されていました。

その中で関根勤さんが

「1歳から21歳まで母親にお願いされていたある事はなんでしょうか?」

という問題を出されていました。

回答者の方も色々考えて答えを言われていましたが残念ながら不正解。

 

「1歳から21歳まで母親にお願いされていたある事はなんでしょうか?」

の答えは

 

【1歳から21歳まで1年に1回写真館で写真を撮る事】

 

関根勤さんの幼少期はカメラがとても高価で、一家に1台カメラを持つ事は難しく、写真館でなければ写真を残す事が難しかったそうです。

実際に1歳から21歳まで1年に1回成長記念のお写真が残っているそうで、

お母様にとても感謝しているとおっしゃっていました。

写真スタジオで撮影している私にとって写真を残そうと思ってくださったお母様への感謝を話す関根勤さんの言葉は

私がいつも写真を撮る時に思っている、いつか大人になった時の思い出になります。という想いにとても近い気がして胸がとても暖かくなりました。

 

子ども本人にって写真を撮るという事に大きな価値は無いかもしれません。

だからこうやって、ああやってとお願いするのはもしかしたら私たちのエゴになってしまう事もあるかもしれません。

けれど、私たちは子どもたちが少しでも写真に価値を感じてくれるように

全力で遊んだり、全力で向き合って、今感じている時間や空間を楽しいと思ってもらう事を心がけます。

それが子どもたちにとっての価値を感じるという事なんじゃないかと思っています。

 

成長の過程の中、どのタイミングで感じるかはわかりませんが、

自分が幼い時の写真を見たらきっとみんな暖かい気持ちになるんじゃないかと私は思っています。

少なからず、私は暖かい気持ちになれるように写真を撮る時間を作っています。

 

写真の子は生後まだ2か月未満で首も座っていませんでした。

来た時からこの月齢ではかなり長い時間起きてくれていて、一生懸命目を開けて泣かずに頑張って撮影をしてくれていました。

1時間も撮影をしていたら最後疲れてすっかり寝てしまいました。

でも眠っていてもとても上手にうつ伏せをしてくれていたので最後はパパさんママさんにも入っていただきました。

お子様が寝ている時に一緒にうつ伏せになって撮影するなんて中々難しいと思いますし、

こんな風な普段しないポージングが出来るのも写真スタジオで撮影する醍醐味かなと思います。

被写体のお子様は寝ているので少し下から撮影しなければならないので

標準レンズで下から少し広角ででも、可能な限り画角は狭めに。

圧迫感を感じないように後ろから光が来る逆光の背景を活かし、

ボケ感も出る様に絞りは2.8にしました。

このお部屋は自然光よりは部屋に付属されている蛍光灯はメイン光になりますが、自然光のように感じる様にf2.8でボケ感強め、明度を明るを意識しました。

お子様にぴったりよりそって、今しかないお子様の小ささがパパママの身体との対比になってより感じると思います。

 

 

今はカメラも進化し、1人1台スマホを持つ時代。

写真なんて誰でも撮影できるし、どこでも記録を残す事ができます。

そんな中で写真館、写真スタジオで撮影する意味は人が撮る事だと思います。

 

カメラを持って写真を撮る人がいて、一緒にその場を作ってくれるコーディネーターの人がいて、

2人一緒だから写真だけでなく、時間や空間の良さを作っていけると思うので、

これからも私たちが作れる大切な価値をここで作っていきたいと思います。

 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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