ぶーーーー！！！
と口を尖らせて音を出す彼。

ママさんとパパさんが言うには、これは彼がご機嫌な時によくしているのだそう。

最初は初めての場所と人でキョトンとしていた彼。
途中から楽しい場所と認識してくれたみたいで、表情も柔らかく、そして動きも活発になっていきました。

このように、赤ちゃんが安心できる環境づくりも私たちの役目ですが、赤ちゃんが「ここは大丈夫な場所だ！！」と判断する一番の材料は…

ママパパの笑顔！そして安心する声！

だと私は思います。

聴力はお腹の中にいる時から機能していて、外の音や声が聞こえているというのは有名な話ですが、
視力は生まれて6ヶ月頃の子は一般的に0.1くらいしかありません。
しかし、笑顔や怒った顔など表情の区別は出来るようになるそうです。

写真で見て分かるように、ママさんパパさんはよく笑ってくださる方で、我が子がおもちゃで遊んだり、表情を変える度に、ママたちの笑い声や、私たちと一緒に「可愛い～！」などと声をかけてくださるのでそれだけで部屋中が暖まります。

きっとそんなママさん達の表情を見て、声を聞いて、安心してくれたのではないかと思います。

今回の写真は日常を切り取ったような写真を撮りたかったので、お着替えシーンを撮らせてくださいとお願いをしました。

時刻は16時半。天気は曇り。
外はもうほとんど日が落ちて1階の部屋は暗くなっていました。

その頃の主役の彼は…
撮影も終盤で、かなりのリラックスモード！興味のあるものには一目散に向かっていこうとするため、とどまることを知りません笑

ベッドから何度も降りようとする彼をママたちは必死にとどめながらお着替え中。それでもご機嫌な様子の彼は例の「ぶー！！」が発動中！

この時の暗い環境を生かしてちょっと明暗差のある写真を撮ろうとも考えましたが、皆さんの雰囲気と表情を見てイメージを変えました。

後ろのライトをつけて、カメラの設定も明るめにします。
主役の彼にピントを合わせつつ、しっかりママとパパの表情も収めます。

お着替え中だけど逃げちゃう！そんな日常の一コマを撮ることができました。

外はかなり寒い日でしたが、お家の中はあったかい。
ママとパパの視線と体が、真ん中の彼に向けられていて、愛情がどこに向かっているのかが明確です。
それを受け取るかのように、彼のご機嫌な時のいつもの癖がなんとも愛しい。

「boo」は英語で「愛する人、かわいい人」という意味があるらしいので、タイトルは彼のこの可愛らしい癖と掛けてみました。
よくよく考えると「愛しの愛する人」で愛が重複していますね笑

そのくらい愛が詰まっている1枚ということで！！

Coordinator by noripi- Photo by Naomi