生まれてきてくれてありがとう。

お子様お腹にいる間、ママさんパパさんは大きな期待と同時に不安も抱えていると思います。

色んな家庭がある中で、「我が子は無事に生まれてきてくれるのか」「自分は上手く子育てできるのかな」とあらゆる未来を想像しては、その責任の重さを実感して怖くなることもきっとあると思います。私はまだ憶測でしか世の中のママさんパパさんの気持ちを感じ取ることができませんが、この責任をポジティブな感情だけで乗り切ることができる人がどれだけいるのでしょうか。

しかしながら、どんなに怖くても辛くても、生まれてきてくれたらそれは奇跡です。

自分がもし親になれたら、理想としては我が子が愛しい、尊いと思う気持ちは心の奥底にでも一生持ち続けていたいなと感じます。

そして、この仕事を通して私がやりたいことは、日々仕事や家事育児で忙しいママさんパパさん、見るたびに「愛しい」「尊い」が実感できる写真を撮ることです。

あなたのすべてが愛おしい。

そんな思いが伝わってくるような写真を目指して今回の写真を撮りました。

生まれてから半年も経たない赤ちゃんはすべてが、小さくて儚い。頭も手も足も全部。初めて赤ちゃんを見た時は小さすぎて衝撃でした。笑

そんな小ささを表現するためにママさんパパさんの手の平に赤ちゃんの足を乗せてもらいました。イメージカットはこの手と足だけを切り取ることが多いのですがこの時、

ちょこんと乗った小さな足を見て、思わず食べたくなっちゃうほど可愛い！という言葉が頭をよぎり、「食べてください」はちょっと違うなと思ったので「チューしてください」とママさんパパさんに投げかけました。

逆光なので全体的に柔らかい印象になり、お2人の彼に向ける優しい表情ともリンクします。

きっとすぐに大きくなってしまうけど、写真は一生残るからその時の感情をいつでも思い起こすことができます。

そんなママさんパパさんにとって、我が子への愛を再確認できるような写真を心を込めて撮影します。

Photo Naomi

coordi Manami