お姉ちゃんとお兄ちゃんがいる4歳の彼女は、末っ子ちゃんらしく

甘え上手で人懐っこさはピカイチ

撮影の合間にはお兄ちゃんからギュっとされたりと家族みんなから可愛がられている姿を何度も目の当たりにしました。

撮影が進むにつれ、次の衣装であるドレスが気になってしょうがない様子の彼女

「ドレスを着たいなぁ」と控えめに訴えてくる

おませな一面も見ながら兄弟撮影を終え、いざドレスを纏った彼女。

お兄ちゃん達と戯れ合う無邪気な姿からは一変、

少し恥ずかしそうにハニカみながら上目遣いで、こちらを見つめてくる彼女に

4歳とは思えない色気を感じました。

 

4歳って、こんなにしっかりしているかな？

と私の常識を覆えされた瞬間でした。

 

そして、もう一つ

固定概念を打ちこわしてくれたものがあります。

この撮影時期、年齢の高い子を対象に、レースと布を使った写真を試みていました。

なぜ年齢が高い子なのかと言うと、イメージを共有しやすいと考えていたからです。

4歳もなれば意思疎通ができ、ポーズを組むことができますが、

レースを使ったポージング、被写体に光を当て、立体感を生むための手持ちライトを使用した撮影は、被写体にも少なからず窮屈な状況を

し要らないといけないため、難しいと

はじめから諦めていた節がありました。

 

活き活きしてくる彼女の表情と動きに、写真を作り上げる時間や工程を楽しんでくれている様子が見てとれ、彼女なら窮屈な状況でもお互いに無理なく撮影ができるんじゃないかという思いが湧いてきました。

 

レースや布をセットしている時、目をキラキラ輝かせ頬を赤らめ待っている彼女を横目に核心に変わります。

 

どんな撮影も被写体と共に作ることに変わりはありませんが、無理かなとはじめから諦めずに挑戦してみて開けるものがある。

 

共に作り上げた時間も愛おしい

あなたが思い描いた姿以上のものを写せたなら幸せです

photo by Takako

cordi by Naomi