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デザインする

投稿日:2022/8/31     更新日:2022/8/31

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赤ちゃんの特徴を挙げると

 

ムチっとしたバディや

ハリがあり、触らずとも分かる肌の透明感

 

イメージするのは皆同じはないでしょうか。

 

 

今回が半年ぶり2回目の撮影だった彼女。

彼女の前回の写真を見た時に、

全体的にデザインされているなという印象を受けました。

 

ライフスタジオの写真の特徴はインテリアですが、そのインテリアは

細部までこだわって作られています。

 

半年や赤ちゃんの撮影に関しては、できる動作が限られるため動作が少ないという身体的な特徴もあります。

3ヶ月前後で首が座り、7ヶ月でようやく腰が座り

それからハイハイをし、つかまり立ちができるようになって、

早い子は1歳で歩きはじめます。

歩きはじめると物理的に動きが増えるので、原本にバリエーションが生まれます。

しかし、幼児とは異なりポーズができないため、より被写体に合わせた撮影になるのも赤ちゃんの撮影の特徴です。

 

インテリア自体にデザインがされていますが、カメラマンが

小物を配置しデザインを加える作業を行うことで

個人差が著しい赤ちゃん撮影にもバリエーションを増やすことが可能になります。

あらかじめ被写体の動きを予測し、カメラワークを考えて小物を配置しておくことで、

ライフスタジオのインテリアをより魅力的に引き出し写真に写すことができます。

 

前回の写真はカメラマンの小物使いが目立っていたため、強くデザイン性を感じました。

 


ベットは日常にあるものなので、ナチュラルに写すこともできますが、

 

花柄のかわいい衣装に身を包む彼女

前回の写真と同じく優しく笑う彼女

日差しに陰影差があまりなかったことなどから

 

お花畑のような非日常空間の中にいるような華やかな雰囲気で撮ろうと思いました。

 

そこで選択したのが、オレンジライトを加えること。

陰影差がない場合は、パキッとしないため柔らかさを表現しやすいですが、オレンジの色を加えることで柔らかさを色で表現しようと思いました。

また、写真に色味である赤みがしっかり写るようにホワイトバランスを曇りに設定しています。

 

 

そして、ベットの下には高さの異なる小物を配置し、お花畑の世界を作りました。

赤ちゃんはインテリアに対して小さいので、ある程度の高さがある小物を配置することで余白のバランスをとる必要があります。

ここで問題となるのが、アンティーク調の鳥カゴやカゴが目立ってしまうことと、質感が異なること。

そこで、カメラの前にガラス玉を前ボケに加えることで問題であった鳥かごがインテリアとのバランスが取れ

それぞれの質感も気にならなくなりました。

 

ガラス玉には光を当てているので、明るくキラキラした光が加わり

全体のバランスが一気に整いました。

 

下に重みがありますが、

3分の1の構図に被写体を配置して、目線の先に余白を設けることで、被写体に視線があう。

そんな一枚になったのではいかと感じます。

 

インテリアの世界観を強くするのも、新しく創造することもできる。

小物使いで写真の質を上げていきたいと思います。

photo by takako

cordi by mizuki

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