Photogenic
越谷店
生き生きとした
投稿日:2022/8/31
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Coordinator by Akane Owada
Photo by Takashi Umino
生き生きとした写真ってどんな写真を思い浮かべるでしょうか?
子供写真の中で考えると、きっと多くの人が
「笑顔の写真」「動きが見える写真」「今にも飛び出しそうな写真」「その子らしさが見える写真」
を思い浮かべると思います。
自分が考えても、最初には上記のようなイメージが出てきます。
自分がカメラマンになってから2年が経ちました。
最近では自分の撮影スタイルが定まってきている気がしています。
とにかくお客様に楽しんでいただくこと。そのために自分も目一杯楽しむこと。
赤ちゃん、小さいお子様、ものすごく控えめな子お子様は別として、
自分は元気に叫びながら撮影をすることが多いです。
しかし、そもそも撮影スタイルが定まることが必ずしも良いこととは限らないとも、最近は思います。
表現する者として、ご家族や子供達の特徴を見極め、美しい写真を撮ることも使命だからです。
要するに、同じ写真を撮り続けては自分が成長しないし、写真を撮ることが楽しくなくなってしまうのです。
そのような状況へ、自分が片足を突っ込んでいることに、先輩方のご助言もあり気づきました。
「カメラマンになった頃は、いっぱいいっぱいながらも撮ること自体が楽しくて、いろんなことを試していた。」
この初心はやはり大切です。
今回の写真のイメージは、「インテリアが大きく写りっていて、ドキュメンタリーな写真」。
撮影した子は10歳のハーフ成人式の記念で撮影に来た女の子。
以前のブログなどでも書いている通り、10歳以上の大きい子を撮影する時、「大人っぽい写真」も残すことを心がけています。
特にこの女の子は世界観があり、年頃にもなってきていてカメラマンの僕に対してもクールな対応でした。
ただ、写真を撮られることは好きなんだろうと、撮影している中で気づいていました。
この写真は撮影の終盤で、序盤から中盤までは笑顔重視の撮影をしていました。
最後にこの子が選んだ衣装は、セットアップ。
カチューシャやイヤリングで女の子らしさも引き出しつつ、モノトーンな色合いなのでクールな彼女にぴったりでした。
そして、「大人っぽい」を表現するのにもぴったりなコーデ。
撮影場所としても、ここでの撮影を見据えて練習をしていた場所ですが、
彼女のイメージにもちょうど合っていました。
光は背景の照明だけ。
棚があり様々な小物が置いてあるので、
彼女の存在をできる限りインテリアに溶け込ませる要素があります。
空間が空かないように大きな時計の小物も反対側に置き、
彼女には花を持って上に掲げてもらいました。
最後に、モノクロに設定。
そのまま撮影をしてしまうと、構成要素の多さや、暗いイメージに合わない植物の緑色が邪魔をし雑多なイメージになってしまうためです。
横にある壁も入れて奥行き感もあります。
被写体と衣装、インテリアのイメージが合っている。
僕には、この写真も「生き生きとした写真」に見えます。
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