codi by Takako

photo by Manami

 

 

彼女に初めて出会ったのは彼女が1歳の時。

最初は戸惑いながらも可愛らしい姿を見せてくれていて、それから2歳、3歳と撮影をさせていただき、

今年で彼女は4歳になりました。

1年経つ事に、出来る様になる事がどんどん増えていく姿は私にとってもとても貴重な時間で、彼女の成長を一緒にみさせてもらっている事をとても幸せに感じています。

 

4歳になった彼女の写真を撮影しながら感じたのは彼女の器用さでした。

わっと笑顔をみせたあとの、スイッチが切り替わるようなふと見せるクールな表情がとても印象的でした。

 

こんな写真が撮影したいなと思うとき、ある程度イメージを持っていきます。

シーンのはじめから自分が考えるイメージの写真まである程度同じ雰囲気の道筋を作りながら進める事が私は多く、

その方が１つのシーンの中で被写体のテンションの上がり下がりが統一され、自分の撮影したイメージまでもっていきやすいと思っています。

今回も全体的に「躍動感」を感じるイメージをベースに撮影をすすめていきました。

 

この写真ではポイントが大きく３つあります。

１，被写体の動き　２，床にある副主体　３，前ボケ

 

１，被写体の動き

この写真では被写体に寝転がってもらっています。

床に置いて小物を触ってもらう事で被写体に動きがでます

 

２，床にある副主体

実際床は普通の木の板です。

木の板に寝頃がってしまうのは味気なく、簡素に感じてしまうかもしれません。

なので、床には質感の違う布を3枚敷きました。

床の布にも動きがあるので、構成要素は沢山あるけどまとまっているように感じさせます。

空いている空間にはドライフラワーも置き、違う質感のものが画面の中にあるよう考えました。

 

３，前ボケ

少しだけくすんでいる前ボケを1枚挟んでいるので、全体的にクリアに見えすぎない所もポイントです。

彼女の可愛らしい仕草、姿を優しく、静かに見守っているそんな雰囲気にしたいと思いました。

 

4歳の彼女は、4歳らしい元気で甘えん坊な所はあるけど、

モデルスイッチが入ると途端に私がこれだ！と思うような動きや表情をしてくれて彼女の持っている力に私がどんどん乗せてもらったような感覚すらありました。(笑)

1歳の赤ちゃんから4歳まで、こんな風に成長を見守らせていただける事が大変光栄で、私も彼女の成長と同じ用に自分のよりよくなっていけるようがんばります。