Photogenic
越谷店
宝物
投稿日:2022/1/31     更新日:2022/1/31
1448 0
Coordinator by Kurumi Sato
Photo by Takashi Umino
これから先、この子とママやパパの未来にはたくさんの時間があって、たくさんの思い出と記憶が残っていくんだと思います。
私たちは子供の撮影をする多いですから、それはお客様の多くに言えることなのでしょうし、
その時間を皆様が大切に思っているからこそ、こうして私たちは日々お客様の人生にお邪魔し、撮影をさせていただいていると思います。
しかし人生を大きな目で見た時には、人にもよりますが親との時間ってそんなに多くない。
私の生きてきた30年間で考えたら、家族と離れ一人で暮らすようになってからよりは、まだ両親と姉との時間の方が長いですが
そのうちあっという間に、家族と離れた時間の方が長くなるんだろうな、と思います。
しかし、生まれてから大人になるまでの、家族に育んでもらった時間は、大人になってからの時間より永遠のような思い出です。
当たり前ではなかったと、今とても実感する毎日です。
それほど価値として大きな家族との思い出。
母との思い出。父との思い出。私の場合は姉との思い出。
お客様と自分とを重ねながら撮影をすることもありますし、逆に自分になかった家族の形に感化されて撮影をすることももちろんあります。
そして撮影者として、「この写真を撮ってもらえてよかった」とか将来、「この頃の写真が残っていてよかった」と思っていただくことが、報われる瞬間だと今は思います。
写真に写っているのはハーフバースデーの記念で撮影に来てくださったお子様と、パパとママ。
3人での家族写真とこの子のソロの他にも、パパとお子様・ママとお子様それぞれの2ショットも撮影させていただきました。
ママさんと赤ちゃんの2ショットを撮る時は、撮影部屋のこの場所で撮ることが多いです。
理由は2つあり、逆光の印象的な雰囲気で撮れることと、なおかつ自分が少し引いた場所で撮れるからです。
ママとお子様に向かい合ってもらい、自分は離れたところから望遠レンズで撮影します。
ママとお子様だけの空間を作り、できる限り撮影という意識を少なくするのが理想です。
このタイミングではコーディネーターにも被写体からは少し距離を置いてもらいます。
この写真の瞬間は、ママさんのお子様に対する愛情を表情から感じることができ、お子様はママさんや近くにいるパパさんの顔を交互に見ながら笑顔になったタイミングです。
家族だけの大切な空間を、逆光と望遠レンズを用いたことで印象的に写すことができました。
ママよりこんなに小さかったこと、愛情が溢れていること、おそろいの服を着て写真を撮ったこと。
家族の存在が宝物であるからこそ、
今もこれからも、撮影させていただいた写真がご家族の宝物として残っていきますように。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- 店舗紹介
- 越谷店
- Photogenic
- 宝物