Photogenic


越谷店
scrollable

勇しく、自分らしい。

投稿日:2021/1/31     更新日:2021/1/31

2071 0

Coordinator by Masakuni Kikuchi
Photo by Takashi Umino


 

良い写真の特徴はいくつかあると思うのですが、

やはり、個人的にはまだまだ勉強しなくてはいけないなあと思うほど、奥が深いのが写真です。

 

写真にも基礎というのがあって、

カメラマンになるにあたって、まず教育があるのですが、一番最初に自分が何から始めたかというと、

スタジオのインテリアの写真を、水平・垂直に撮る。

ということでした。

先輩の撮った見本の写真と同じように撮ろうとするのですが、

これがなかなか難しい。

インテリアをどこからどこまで切り取るのかを意識すれば、角度がズレて歪んでしまう…。

角度を意識すれば、1枚撮るのに30秒くらいかかってしまう…。

正直、デビューできるのかと気が遠くなりました。

 

ただ、水平と垂直って、本当に微妙にズレているだけで「微妙。」となってしまうし、

ピタッと合えば凄く整理されて見えるのです。

 

この写真は水平・垂直が綺麗にとれている写真だと思います。

この場所に被写体を置いて撮ることは多いのですが、個人的には自分の立ち位置がなかなか定まっておらず、

微調整を重ねている場所です。

この時もいつもより少し被写体から離れ、特に被写体に対して真っ直ぐ前に入ることを意識しました。

ここで撮りたいのは引き写真で、3分割構図で撮ったので整理されて見えます。

前ボケ・右手に見える部屋の入り口の壁・被写体・柱・木・最後列にある部屋の窓。

これらが層になって奥行きを生んでいます。

自分のいる位置はちょうどスタジオ玄関の前で、玄関ドアの小窓からも強い日差しが注がれていました。

前ボケにも光を当て、幻想的な印象もつけることができました。

背景のインテリアにも強い光が当たっていて、それに挟まれるように被写体が立っているので、明暗差で被写体の存在感も引き立ちます。

被写体の男の子は3兄弟の末っ子で、少しシャイで、真面目で、可愛らしい雰囲気も似合う子でした。

5歳を迎えた記念に男らしい着物を着て、上手に撮影をこなす彼に、

目線を外したポーズをしてもらいました。

シックに見えてかっこいい場面なので、笑顔でなくても画になるのですが、コーディネーターのまーくんに何か言われてクスっと笑顔。

でも、それも彼の人柄を考えればとても自然で彼らしい表情で、気に入りました。

 

今も今後も、彼を表す1枚になれば嬉しいです。

この記事をシェアする

美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

撮影のご予約はこちらから

スタジオ予約

お役立ち情報をお送りします

新規会員登録

Official SNS

  • Instagram
  • sns
  • Instagram
  • Instagram