PhotogenicKoshigaya

より魅力的に

2019/2/28

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この写真を見たときに皆さんどこに目がいきますか?

その答えは人それぞれだと思いますが、私の答えは「目」です。

それはなぜかというと私の中で彼のチャームポイントが目であるからだと考えているからです。
しかし、理由はそれだけではありません。
一番の理由はこの写真が彼のチャームポイントをより魅力的に見せていることにあります。


コーディネーターとして大切なのは子どもをよく観察すること。

そしてその子のどこが魅力か、いわゆるチャームポイントを探し、カメラマンと一緒にそのチャームポイントをより魅力的に見せる写真をつくること。


ではこの写真ではなぜ彼の「目」が魅力的に見えるのか、どのようにしてより魅力的に見せているのかを分析していきます。


まず、彼はそのままでも綺麗な目をしています。
特別大きくはありませんが、黒目がちで睫毛も長いです。
ここで目をより印象的にしている理由。それは「上目遣い」にあります。

75カットの原本は撮影が流れるような順序で構成されています。
こちらの写真の前のカットは写真から見て彼の左下に越谷店のインテリアの葉っぱがあり、そちらに顔ごと目線を向けているものでした。

そこからこの写真のような上目遣いをしてもらうために、その少し下を向いた顔の角度のまま、「そのままカメラをチラッと見て~!」
などと目だけをこちらに向けさせるような声かけをしたのでしょう。

このように上目遣いをしてもらうことによって黒目と白目のコントラストがはっきりし目がより印象的になります。

そしてもうひとつのポイントは彼の表情。
彼は笑うとよりたれ目になりあどけなく、可愛らしい表情になります。
さらに誰もがそうですが、下まぶたが上がって白目の範囲が狭くなります。

したがって、彼の「目」を印象付けるためには「上目遣いによって作られた瞳のコントラスト」を無くさないために、この真顔というのがベストになるのです。

そしてこの写真の彼の「目」は彼の見えない部分までも表しているように私は見えました。

「目は口ほどにものを言う」
「目は心の鏡」
などと言う言葉がある通り、この写真はこの目を見るだけで彼の性格も見えてくるようです。

彼は5歳にして言動や佇まいが少し大人びていました。
ママさんが衣装で悩んでいるとき、私もそれぞれの印象やインテリアとの相性を伝えながらも一緒に悩んでいました。
そしてママさんが「こっちにします!」と決めたとき、私が「そうですね!こちらにしましょう!」
というと彼は
「そうですねって言うなら最初からそう言ってよ。」と。

正論です。笑
よく人の行動を見て、言動を聞いて、はっきり物事を言う子なのだと感じました。

そんな彼の性格がカメラを真っ直ぐ見てこちらを見透かすようなこの「目」に現れています。

この写真を見ると彼のその時の言動がよみがえってくるようなそんな感覚があります。

このように被写体のどこがチャームポイントなのか、より魅力的に、彼らしさをだすためにはどのような角度、表情、ポージングがベストなのかよく観察して導きだすことが重要なのかがわかります。

そして導きだせた時に写真全体も印象的で魅力的なものになるのでしょう。

photo by Manami

codi & write by Naomi

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