Photogenic


越谷店
scrollable

溶け込ませる

投稿日:2018/10/17

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Photo by Saito Manami

Cordy&Write by Kanasugi Mayu

@Koshigaya

 

カメラマンが写真をどう撮ろうか広い視野を持って考えているように、コーディネーターも被写体を含めた写真の全体のイメージを考えながらコーディネートを組んでいます。

今回はコーディネーターの目線から、写真をどう作っていったのかを話したいと思います。

 

まず今回の被写体である彼女が選んだのは、ピンクのふわふわとしたワンピースでした。

このままであれば一見ドレスのようにも見える印象の衣装です。

この衣装の前に2着目で彼女はベージュのドレスを着ていたのもあって、「そのドレスとは違った印象にしたい」というのが私がこのコーディネートを組んだ第一の理由でした。

次に、彼女の性格を考えました。

愛らしいお人形のような彼女は、実はとても元気で、わんぱくで。

そんな彼女のアクティブな魅力を演出したくて、合わせる小物として白いジャケット・茶色のニット帽・茶色のブーツを選びました。

全体の色を3色にまとめることで統一感は失わないように気をつけています。

これが第二の理由です。

第三の理由が、この背景のインテリアに合わせるためです。

越谷店の2階にあるこの本棚のエリアはすべてが壁付けになっているので、写真の奥行きを出すためにラックや箱・椅子を置いて空間の立体感を出します。

様々な仕掛けがあるこの空間が、わんぱくで好奇心旺盛な彼女の仕草を引き出すのではないかと思い、このインテリアに合う色味でコーディネートを構成しました。

 

カメラマンであるまなみさんの写真は、「インテリアの中に被写体がいる」その空間のバランスが魅力的であると私は考えています。

コーディネートを組んで、インテリアは「ここがいいです」とまなみさんにお願いしたら、あとはまなみさんのセンスで写真が生まれていく。

自分の考えた世界観をどう形にしてくれるのか、その結果を見るのがコーディネーターとしての楽しみだったりします。

 

本棚のインテリアはすべてが垂直水平のラインで構成されているため、少しでも狂うと写真のバランスが崩れてしまうエリアです。

そのバランスを保ちながら、被写体が振り向いた瞬間を狙って。

白とベージュを基調とした空間の中で、それを邪魔せず馴染む被写体のコーディネート。

 

被写体とインテリアが融合された写真が出来上がった時、わたしは嬉しい気持ちになるのです。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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