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国分寺店
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Photo with you

投稿日:2017/7/20

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Photo:Shiiba
Coordinate:Suzu
 
 ライフスタジオでは24-70という標準レンズといわれるものと、70-200mmの望遠レンズを主に使用しています。今回は標準レンズの魅力とはなんなのでしょう。
 まず一つは広角から70mmまでの表現力が一本に詰まっているということです。望遠よりの表現もゆがみを利用しデフォルメして表現することが出来る広角も使用出来ます。子供の表情や動きはどんどんと変化していきます。子供の被写体はカメラマンの意図したことを100%行なってくれるわけではありません。ここでこう撮ろう!とイメージしていても、想像から外れた表現をしてくれることが多々あります。その時に瞬時にカメラマンが動き、レンズの特性を使うことが出来れば臨機応変に撮影をしていくことが可能となります。
 ではそのレンズの特性とはなんなのでしょうか?一番話されるのはゆがみではないでしょうか。パースの効いた構図をより特徴的に見せることが出来たり、空間の広がりを表現することが出来ます。
 
 この写真45mmで若干広角ぎみで撮影しました。この画角は標準レンズでないと撮影できないものとなります。あまり広角にしすぎるとパースが効きすぎてしまう気がしたため、自然ではあるけれど少し広がりがあるこの画でシャッターを切りました。パパさんがいつも写真を撮られている様子であったこのご家族。カメラに対しても緊張感がなく、思い思いのポーズをする3人のいつもの感じを残したくパパさんにそのままカメラを持っていてもらい、家族撮影に入りました。妹ちゃんだけがポーズを撮っていたり、弟くんのどてーっとした感じ、そしてお兄ちゃんはカメラにぐぐっと近づく。(このお兄ちゃんの動作は二回やってもらったのですが笑)そしてその3人を優しくまとめるママとパパ。その絵が自然に出てくるのはいつもカメラが側にあるからなのかな?と思ったり。そこにプラスイメージをつける要素の一つになるのがレンズ選び、そして画角なのです。
 
 最後は被写体との物理的近さです。この撮影では使用していませんが、望遠でカメラ目線を引っ張るときはアシスタントの力が影響することが大きいです。それはそれで一つの撮影の方法なのですが、標準レンズを手にすると物理的に被写体との距離が縮まり、心の距離も縮まることが多いです。
例えば人と仲良くなりたいな!と思う人が居るときはボディータッチをしてみたり、正面から近づくととても威圧感があるので横に座って話したりします。これは物理的な側面からアプローチしてそれが心情(撮影の場合にはそれが表情に表れるでしょう)に影響します。それと同じようにここでの撮影では撮影のスタイルや撮り方によって表現される表情が異なってきます。もちろんこれは私が思う特徴の一つに過ぎませんが、撮影における要素の大切な一つの部分となるでしょう。
 

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