PhotogenicKokubunji

生きている写真

2020/6/30

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私は写真の良さは「綺麗で美しい」だけではないと思っています。

ここでいう「綺麗で美しい」とは、
写真を形成する光や構成などの要素が整っている事を示します。

たしかに人は綺麗で美しいものに魅力を感じると思いますが、
これからする話は写真の良さはそれだけに限らないという事です。

私はカメラマンではないので具体的な理由を説明するのは難しいですが、
主観的になってしまいますが写真に対して好きかどうかの判断はできます。

そもそも写真というものには自由が許されます。

自由が許された環境の中で撮る側は何を写すか判断して構わないですし、
写真を撮ってもらう側は仕上がりに対して好き好きあって当然です。

そこで私が好きな写真は息をしているような "生きている写真" です。

 

 

私が考える「生きている写真」の定義

まず普段の生活を振り返ってみて下さい。

ここでは子供がいる生活と仮定しましょう。

口いっぱいにご飯を頬張っているとします。
〝よく食べてるな~〟

ソファーやベッドの上で飛び跳ねているとします。
〝元気だな!〟

訳もわからなず泣いてしまっているとします。
〝どうしたんだろう…〟

おちゃらけているとします。
〝笑笑笑〟

この時、それぞれの場面、何かを思い感じていませんか?

私が思う生きている写真とは、
このフッと感じた感情を思い返せるような写真の事です。

決して動画みたいに動かないけれど、
感情が思い起こす力が写真にはあります。

 

 

彼女と彼は双子ちゃんです。

双子ちゃんはいつでも一緒!というイメージがありますが
この子たちはまさにそのイメージ通りの2人でした。

喧嘩もするけどバラバラになると寂しいみたいで・・・
なんてとっても可愛い話を聞きました。

撮影中も2人の空間が完全にできていたのも覚えています。

この写真は女の子の撮影中に起きた瞬間を捉えた写真です。

この結果になった経緯を説明します。

衣装室から髪飾りを取り出し、頭にセット、そして向かった先は彼女の元。

彼女に見せに行くだけかと思ったら、彼女の足の上に座り、精一杯のハグ。

そして太陽にも負けないくらいの弾ける笑顔の2人。

このラブラブな2人を見ていた私はもう「かわえええええ!」でした。

この可愛くてたまらない瞬間を捉えたこの写真を見るたび、
その時とった彼の行動や感じた事が思い起こされます。

あの瞬間をもう1度味わえているような気がします。

 

 

とある人がこんなことを言っていました。

"思い出とは脳で記憶するのではなく心で記憶するもの
 心で感じたものはその時感じたままに話す事ができる"

写真は思い出を形として残すものです。

心で記憶したその思い出を写真で振り返り、
その時の思いを語り合えるきっかけを写真が作ります。

私はあの時の思いを振り返えられるような写真に出会いたい。

これを読む皆さんにも生きている写真と出会えますように。
 

 

 

camera:cba

coodinate:write:saya

 

 

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