PhotogenicKokubunji

green color

2019/5/9

460 1

私がライフスタジオに入った当初に教わったこと。雑誌などでの撮影ではそれぞれの分野のプロが1枚を作り出すが、ライフスタジオでは写真、インテリア、コーディネートetcをカメラマンとコーディネーター2人でやらなくてはいけないということ。この一枚はもう一度その言葉を思い出させてくれるような一枚でした。

 

この緑のインテリアは国分寺店の新しいインテリアになります。ライフスタジオの中でも新しい印象が出るインテリアを作りたいと皆で話合い制作したものになります。

このインテリアを作ったきっかけは昨年度におこなったプロジェクトでの背景紙撮影がきっかけでした。今までにない一色の背景での撮影で、ライフスタジオに今までなかった印象の写真が残せたのではないかと思いました。この撮影ではストロボを3台ほど使用し撮影したいったのですが、実際に日常の撮影に落とすとなると、日々使用出来る色味や、インテリアの形に変化させていく必要がありました。

 形や質感にもこだわったのですが、今回のフォトジェニックでは色について述べたいと思います。事前に何種類もの色のパターンを出しました。例えば緑の色でもどんな色味の緑にするのか、色々な時代のインテリア画像を参考にし、どのようなテイストの色が使われているのか、その色味からはどのようなイメージが付与されるのか。その中でも色んな被写体に合いつつも、今までにない雰囲気を作り出せるものとしてこの緑の色にしました。赤、青、黄色、白、そして黒を調合すること約2時間。縫って乾かしの繰り返し。色を作るだけでも予想していた時間よりも沢山の時間がかかりました。また、実際に塗り、乾き、蛍光灯を入れてみるとまたイメージも変わってきます。そこからまた少し色味を変えながらこの緑の色で決定しました。そして実際の撮影でもこの色が綺麗に表されるような色温度に設定し撮影を行っていっています。

実際に撮影をしてみるとこの背景に似合う服、合わない服、イメージなどがありました。そしてインテリア小物も使いやすいもの、そうでないもの。インテリアにはフィットするけど被写体が入るとバランスが取れないものなどがあります。それらを見極めていく力も必要になります。

 

次に衣装、実際ここのインテリアでドレスの写真は少し撮影しずらいです。可愛く煌びやかなイメージだとこのくすんだ緑の色にマッチしずらいからです。しかしこのドレスは柄や色味がインテリアの色と上手く調和されるのです。そこにいつも別のインテリアで飾っているレースを少しカントリーイメージに巻き付けてみました。それが彼女ととてもマッチしました。元気な可愛い女の子という印象の中に純粋で透き通った瞳があると撮影中に感じ、それがインテリアや衣装などの要素によって表現されました。

 

ここのインテリアはこの角度から見るとほぼ一色で出来ているのですが、光や時間帯、角度によってその緑の濃淡も少し変化します。自然にビネット効果を出してくれたりもします。それが美しく表現されるとき、インテリアを作った側として、そして撮影者として嬉しく思います。

 

ライフスタジオではよく言われていますが、インテリアを自分たちで作るというのはライフスタジオの大切な要素の一つとなります。国分寺店では約2年ぶりのインテリア工事でしたが、今までの経験を経て、またより強くそのことを実感しました。皆で作ったこの新しい緑のインテリアが国分寺のイメージを表現していってくれるインテリアになっていきますように。

 

 

Photographer:Shiiba

Coordinator:Ujo

ライフスタジオ国分寺店

 

 

この記事をシェアする