Photogenic
国分寺店
見る目
投稿日:2018/11/17
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私は自分の目を信じている。
産まれてから得る情報は目や耳からの情報を得て吸収していきます。
調べたところ、ある計算方法では、五感の割合は
視覚:87%
聴覚:7%
嗅覚:3%
触覚:2%
味覚:1%
という数値化が為されているそうです。
私はさかのぼって記憶をたどると母の姉、叔母の化粧をしている姿というかその工程を見るのが好きでした。
どうゆう手順でメイクが為されるのか。
昔は細かく分からなかったのですが、私の母はパウダリーファンデーションを使っていて、叔母はリキッドファンデーションを使っていました。
人それぞれメイクのやり方に違いはあると思いますが、一番身近な母と違うものを使っているのと、メイクの工程や道具の使い方など興味があり、じーっと見ているのが好きでした。
今文章を書いていて、思い返すと自分の原点はここだったんだと思います。
ヘアアレンジもメイクもすべてはバランスが大事です。
骨格、目の位置や大きさ、鼻の位置や高さ、口の位置、耳の位置、髪の生え際の位置、髪質etc…
それぞれ違いがある中でバランスを整えていき、その人の魅力的な部分を引き立たせます。
魅力的な部分とはどこか?
これもまた人それぞれ見るポイントも違えば魅力に感じるところも違います。
冒頭でも書きましたが、私は自分の目を信じています。
しかし、必ずしも私の目に映り感じたことが正確ではありませんし、正しいとは思っていません。
ただ信じているだけです。後から違いや足らなかった事など気付くこともありますし、教えられ学ぶこともあります。
私は幸いなことに、好きなことを学ぶことができました。
美容師として技術を身につけ、ヘアメイクの技術も身につけ、さらにこの場所で自分の技術を表現することができる環境にいます。
例えば分かりやすい所で言うと、この人は目が大きくてキラキラしているな。と思ったら目が魅力になり目元に注目がいくようなメイクにしたり。
肌がすごく綺麗だったら、壊さないようよりり綺麗に見せるようにするし。
顔が小さかったらそれに似合う髪形にするし。
私は目で見た情報から形として強調したり、足りない部分を補ったり自分の持っている技術を使い、表現することが好きなんだと思います。
この子は10歳ですがとても大人っぽく、笑顔が魅力的な女の子でした。
普段はチークやリップのメークをするのですが、ハーフ成人式を兼ねての撮影もあり、キラキラした目をより印象的にさせるため、アイラインもひきました。
ヘアアレンジは1シーン目のお着物からのチェンジで白いレースがデザインされたワンピースっだったので、大人びた顔立ちに負けないよう、そしてかわいらしいワンピースに合うようにヘアアレンジをし、今の彼女の輝きを表現しました。
今、美容師を経てこの写真業界にヘアメイク・コーディネーターとして携わり、日々たくさんの子供たちと出会います。
短い時間ですが撮影して行く中で子供たちの色んな魅力に気付かされます。
お話しなが徐々に分かってくるその子の内面や、笑った表情、緊張してどこか不安げな表情、泣き顔。
撮影しながら得る情報と外見からの情報で、衣装のコーディネートやヘアアレンジ、空間コーディネートをし、カメラマンでなくともコーディネーターとして表現しています。
写真はカメラマンがいなければ写真として残ることはありません。
写真として残るまでの過程で私は自分の強みを生かしカメラマンと共にいい写真を一緒に創り出していけたらと思います。
photo by tansho
coordinate by nana
written by nana
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