PhotogenicKokubunji

Another day

2018/9/5

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Another day

シャッターを押すのと同じくらい、写真を分類するのって大切だなと最近よく思います。
ライフスタジオが75カットの構成となっている上で、どのような写真で構成しストーリーを
作っていくのかという話と似ていると思うのですが、

例えば本をパラパラとめくっている瞬間をカシャカシャッと数枚撮影した時に、どちらの一枚を残すのか。
1シーン25カットを撮影するのに私は約100カット切るのですが、その中で同じような写真やそうでない写真色々
残っていますが、それをどうやって残していくかがとても重要だと思うのです。

そんなことを考えていたこの頃。友人と話していると最近の有名な写真家の方が言っていたよと教えてくれたのですが、
「ぼくは特別な写真が撮れるわけではないです。でも自分の売りは良い写真を選ぶセンスなんです。」と言っていたそうです。
自分の中で確信が持てていなかった部分でしたが、彼の言葉が後押しとなった気がしました。

シャッターを無駄に切るのは良くないですが、(カメラもすぐにダメになってしまうので、、)
でも同じシーンに何回かシャッターを押して、そこから選ぶことが出来るのもデジタルの楽しさだと思います。

先日撮影しにきてくれた彼女、とっても素敵な瞳が印象的でした。
11歳という年の彼女、自分で選んだもちこみのお洋服、シンプルだけど魅力が出るようなヘアスタイル。
大きくなってからも以前ライフを利用してくれているご家族で、何か新しいイメージの一枚を提供できないかなと考えていました。

前回は大人っぽく、つやっぽいイメージで撮影していたので、今回はもう少し彼女の年齢らしいものをと考えました。
年相応という言葉はネガティブなイメージに捉えられがちですが、私はそこまでネガティブな言葉ではないんじゃないかと思っています。
特に最近思うのですが、年相応ではないかっこよさやサプライズというものもありますが、
自分の今の状態を受け入れて、その中で表現するかっこよさもあります。
たまに道端で見かけるかっこいいおばあちゃんも、白髪を活かしていたり、若い子とは違うおしゃれのセンスを持っていて、
他の年代には真似できないスタイルをしている人に私は目を惹かれてしまいます。

そんなことが最近頭にあり、今回の撮影では11歳の大人っぽすぎないけど、子供っぽすぎない一枚を残したいなと思ったのです。

そんな最近考えていた二つの事が綺麗に重なった時にこの一枚が出てきました。
被写体とカメラを通してコミュニケーションを取って行く。本当に楽しい仕事だと思います。

photographer:Shiiba
coordinator:Sayaka

 

written by Shiiba
 

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