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自然体

投稿日:2015/5/31

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photo by matsukawa codi by KB in Kokubunji
 
自然体。それは一見シンプルだけど、とても難しい。
 
ライフスタジオは自然体な子供の姿を撮ると、お客様からよく聞きますが初めて会った被写体の自然体を捉えるとゆうことはどうゆう事なのでしょうか。
 
スタジオでの撮影を繰り返し、様々な人たちに私達は出会います。
人見知りや、そうでない子、恥ずかしがり屋や、少し大人びた子、そのなかでそれぞれの自然な姿を見極めるのはとても困難です。けれどもそれは私が持つ「自然体」に彼女達、彼等を当てはめて見ようとしているからでした。
 
自分は常に自分であるという自覚はあるけれども、それが自然であるかと聞かれたら、どちらかというと意地を張った個性主張のように思えて、この身で立っている内側の感覚的には「ナチュラル」な響きよりもずっと力が入って硬いものを感じます。
それを解きほぐそうとすればするほど力は入るし、息を抜いても、その動きすら何かを主張しているような。
 
その結果、自分自身や環境、被写体を自分でどうにかしようとするからしっくりこないのでは。
自然体というイメージに対して、私はすでにフラットだとか飾らないというイメージを持ってしまっていて、気づかない間にその枠に自分を合わせようと力をかけてしまっていたのではないかということです。
 
では自然体とはなんでしょうか?
それは自分を委ねることだと思います。
 
誰かや何かに寄りかかるとき、始めは誰だって緊張する。
強くぶつからないように、傷つかないように、
そして寄りかかる先が壊れないだろうかと、五感で確かめる。
そうした後で身を任せる。
すると大抵の場合、私達は「自然」と支えられる。
「自然」に支えられて、それでいて合理的で理由もはっきりとした形が成立する。
次の瞬間崩れたとしても、崩れたその先の形もある意味で成立の形。
正解もなく、間違いもなく、言ってみれば全ては「結果」でした。
 
「自然体」とはイメージして追い求めたりするナチュラル感や雰囲気ではなく、
「自分をどれだけ人に預けられたのかの形」なのではないかと思います。
 
そしてその中で技術である光や、構図、インテリアへの理解、が意味を持ち写真として表現出るのだと思います。
 
被写体の自然な姿を写す為には、まず私達が自然である事。
そしてそこで築かれた自然な関係が、被写体の自然な姿へと導いているのだと思います。
 
 

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