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FAQphotogenic:38
投稿日:2013/4/2
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以前、とあるカメラマンに私の撮る写真はドキュメントに近いと云われたことがある。
初めて会う人には、『ふんわりで私らしい？写真だね』と云われてきたので、彼女の云う言葉に驚きを隠せなかった。
観てもらった写真は、どれも個人的に撮っている街や風景、イベントの写真だけれど、初めて云われたその言葉に、どの様な意味があるのかを考えて見た。
勿論わたしが撮影している姿を彼女は観た事がない。
写真を観てそこから敏感に何かを感じたに違いない。
云われてからその言葉の意味を探す作業をしてきた。そして、最近その言葉の意味を理解する様になった。
自分を自己分析すると、相手へアクションをかけるという事が苦手な上、他者に自分のペースを崩されるのがどうやら嫌いらしい。
それがベースにあるので、撮影時もなるべく被写体のペースを崩さずに撮影したいというのが本心に近い。
私がカメラマンとしてできる事、その子らしくいられる環境作りなのではないか？！と。
もしかしたら、そういった背景が彼女のいうドキュメンタリーに近いのではないか？と、彼女のくれた言葉により考えさせられた。
この写真の親子は、本当に仲が良くて、家族写真後にママが娘さんとの２ショットを希望されました。
こちらからのアクションは一切かけず、ただ向かい合ってもらいました。
お２人の表情が変わる様を捉えられる様に横顔から、親子と同じ目線にカメラを構え。
向かい合うだけでニコニコのママと子供。２人の会話の中で一瞬『くしゃっ』とほころんだ子供の表情がたまらなく愛おしく思う母。
そんな親子の関係性。
Jiyugaoka photo by Hidaka. coodie by Onodera
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