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自由が丘店
Photogenic 21
投稿日:2012/11/25
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「今を、未来を、生きている」
先日ある企業の社長がテレビのインタビューでこんな風なことを言っていました。
3の力しか無いものは3をやればいい。
10の力があるものは10やればいい。
一生懸命それをやるものは皆平等である。
なぜならば、
3/3も10/10も1だから。
だから常に1の力を出していけばいい。
他人と比較することなんかない。
接客において、また写真においても1の力を出すことは決して簡単なことではありません。
一生懸命やること、考えること、思考を回転させ、お客様の希望にこたえる、
それに+αがなければ、絶対に1にはならないのではないかと思います。
私たちは家族写真を撮るとき、ご家族の人数や背丈、雰囲気、
そのときのお子様のコンディションなどに合わせ、きれいにバランスよく見えるようにと、
立ち方や、体の向き、重心のかけ方、様々なことに気を遣いポーズを決めて撮影をしていきます。
お子様単独の撮影より意識を多方面に巡らせなければいけないところはありますが
私は個人的に家族写真を撮ることが一番楽しい時間です。
ライフスタジオのいいところは「絶対こう撮らなくてはいけない」という決まりごとがない点です。
もちろん基本に忠実に撮る写真があってこそですが、
普通の写真スタジオであれば残せない、
ここでしか残せない写真を撮れる喜びを私は幸せだなと感じながら、
こうして生きている家族写真が撮れるよう方法を考え、意識を巡らせます。
以前、幼稚園で教諭をしていた頃、
私はピアノを弾きながら子どもたちにたくさんの歌を歌い聞かせていました。
この歌を歌うとき、私はなんだか
「生きているっていいな」とハツラツとした気分で思うのです。
『手のひらを太陽に』作詞:やなせたかし
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
トンボだって カエルだって
ミツバチだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから おどるんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 愛するんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
スズメだって イナゴだって
カゲロウだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
この写真を見ているとそんな歌が頭を横切ります。
そして、これこそがこの写真の確信ではないかと思います。
喜びを抱きしめ、枠にとらわれない、生きている写真。
家族のやさしい姿。
ママの手作りの洋服。
電車好きのわんぱく男子。
みんながここで生きているんだ!と感じられるうれしい瞬間でした。
photo by funada assistant by tetsuka
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