『幻想＝夢の世界のような様子を表す言葉』

ベビーで夢の世界？？？

これだけを聞いても想像はできない気がする。

 

だけれど、写真としてカタチに残すことでそれを表現することができる。

被写体に当たる光、影、表情、動き、それら一つ一つを組み合わせることで、

儚くて幻想的な写真も撮ることができる。

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この子は鳥籠を見て目を輝かしていた。

”中に何が入ってるのかな

開けれるのかな

上に乗っているのは何だろう”

まだ言葉をしっかりとは話せなくても、頭の中では色々考えているんだと思う。

これからたくさんの言葉を覚えていくにあたって、話したいことがちゃんと言葉にして話せるようになると、

会話するのが楽しくなるはず。その好奇心をいつまでも忘れないでいてほしい。

その世界観を切り取るべく、

自然光の反対側に鏡を置きレフ板のように反射させ、被写体の手前側をぼかして、鏡の方にピントを合わせた。

時間帯も夕方に差し掛かっていて、幻想的な表現ができると思い、ホワイトバランスを太陽光モードにした。

そうすると、シャドウにうっすらと緑が入り、ハイライトにはオレンジがかかった幻想的な写真を撮ることができた。

 

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この撮影時には、ママのお腹には赤ちゃんがいた。

もう少しでお姉ちゃんになるんですと、ママが。

この子にも、お姉ちゃんになるんだね！と言ったら、照れくさそうに、うん！って言ってくれた。

そして、9月に撮影のご予約が入った。

お姉ちゃんになったこの子にまた会えるのが楽しみです。

 

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”ファインダー越しに見える景色を自分の表現スタイルで切り取る。

写真に正解なんてない。

正解がないからこそ、写真は楽しい”

Photo: Harada
Coordi: Ikemoto