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自由が丘店
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Photogenic: 143

投稿日:2017/8/1

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「光と影」


・光と影の割合
・光の形
・全体の統一感

硬い光の分析をして行く中で
まず共通点を見つけて、それがどうしたら撮影出来、硬い光を表現できるかを考え取り組みました。

まず共通点として
絞りが開放のものが多い
色味や
コントラストが強い
光の形が角ばっていて直線を描いていたり
陰影がはっきりしているものや
影の色味が濃かったり
ポーズや表情はカッコ良いものが多く
小物や背景が暗く、はっきりした色が多いこと
などの共通点を見つけました。

取り組んでいく中で
光の強さや背景に注目してみた時に、光の強さが強くてもインテリアに白や淡い色などが入ると、硬さが表現出来ず、被写体のポーズや衣装もふんわりとしていたり可愛らしいポーズや衣装だと硬さが半減してしまいました。

今回注目したのは
光と影の割合
光の形
全体の統一感です

年齢の割に落ち着いており、何事も真剣に取り組み、話す言葉や考えてることも大人っぽい彼は、身につけている黒いハットやトレンチコートが似合う少年でした。
男は黙って背中で語る、そんなイメージです。

普段撮影をしないこの場所を選んだ理由は、上から落ちる直射日光と光の形、周りのインテリアの雰囲気やお昼間でも全体に光が回りにくい場所であった事が撮影をしたきっかけでした。

彼の特性を活かすために、光に向かって立つのではなく、あえて光に背を向け静かに話しかける様な仕草(男は黙って背中で語る)を提案するため、一言将来について考えてみてと伝えました。
将来の夢が決まっていないと言っていた彼に、口を動かさず真剣に考える表情を彼自身から引き出し残したいと考えたからです。

上から落ちた光は狭い場所から入っていたこともあり、強く形も角ばっていました。

構図は彼の表情だけに注目するのではなく、背中の方を広くする事で、落ちてきた光の先に目がいき、彼の考えが繋がるような希望的な意味も込めています。
また影の割合を多くする事で、暗さや格好良さの演出と共に自然と光がある方に目がいくようにトリミングしました。

Photo by Shie
Coordi by Gahee

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