郷愁

 

今月の自由が丘店での取り組みは『サイド光』でした。

 

『サイド光』は被写体の中で明暗が分かれ、影が印象的です。

それゆえ、かっこいい印象を受ける写真が多いと思いました。

集めた資料の中でも、人物は真顔でかっこいいイメージのものが多かったです。

 

今回私がこの写真で気にした点は

・影

・かっこよさ

・ホワイトバランス

この３点です。

 

１才のベイビーの撮影でしたが、コーディネーターのセリンさんが選んでくれた服は少し背伸びをしたかっこいい服でした。

私は茶色のハンチング帽にデニムのシャツを見て、アメリカの労働者を撮影したアベドンの写真を思い出しました。

リチャード・アベドンは私の大好きな写真家の一人ですが、人の真に迫ったポートレートを多く撮影しています。

その中でもアメリカの労働者を撮影したシリーズは大好きです。

 

話は逸れましたが、この日とても綺麗な一筋の自然光を見つけ、ここで撮影しようと思いました。

限られた範囲に被写体にとどまってもらう為と、被写体の影がクッキリ落ちるようにソファの上に座ってもらいました。

 

暖かな光の印象と、どこか懐かしい感じを演出する為に黄色を帯びたホワイトバランスを選択しました。

 

赤ちゃんの撮影では、赤ちゃんに合わせた撮影をすることがほとんどですが、この写真の時は自分のイメージと組み合わせ主導的に撮影することができた撮影でした。

 

Jiyugaoka Photo by Tonegawa ,Coodinate by Serin