今月私は前ボケを主題に取り組みました。
理由は前ボケがあまり綺麗に入らなかったり、意図した通りにならないことが多いからです。
前ボケは、画面に奥行きを持たせる効果や、幻想的なイメージを引き出したりします。
また、写りたくないものを隠したり、画面を整理するのに役立ちます。
前ボケになるものに光があたるよう工夫したり、何層かの前ボケになるように物を配置したり、いつも使っていない物を前ボケにしたりして取り組みました。

この写真を撮影した時、衣装室の窓からとても綺麗な光が差し込んでいました。
冬の光は力強く、とても温かさを感じます。
強い光でしたので顔に直接かからないように位置を調整しました。
前ボケになる花には光があたる位置を調節し、写真全体に温かさを感じるようにしました。

この女の子には幼い弟がいます。
終始、弟君のペースに合わせてくれる優しいお姉ちゃん。
弟のソロカット、姉弟カット、そして姉のソロカットになりました。
終盤にかかり、私と女の子の距離が縮まりました。
澄んだ瞳がまっすぐとカメラに向かってきました。
この笑顔を撮れた瞬間、撮影を終えました。
75カットの最後の一枚です。

Jiyugaoka Photo by Tonegawa ,Coodinate by Gahee